経済産業省要請 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の有効性評価
経済産業省の要請を受けた独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が界面活性剤のコロナウィルスに対する有効性評価を行い、それが発表されました。
5月22日
・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
・アルキルグリコシド(0.1%以上)
・アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
・塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)
5月28日追加
・塩化ベンゼトニウム(0.05%以上) (5月28日追加)
・塩化ジアルキルジメチルアンモニウム(0.01%以上)(5月28日追加)
我が日本では感染防止方法の有効性を確認する機関が従来ありませんでしたので、素晴らし第一歩と言えるでしょう。
何度もここでCDC(米国疾病管理センター)やEPA登録(米国環境保護局認証の洗剤)の有効性や優位性を述べてきました。少し繰り返しましょう。
感染防止清掃に150年以上の歴史を持つ欧米(そもそもはナイチンゲールと言われています)では感染防止洗剤の開発が歴史を経て、非常に優れたものを作り上げています。人や環境に優しく、その上で、除去すべき微生物を確実に除去できるものが模索され、ふるい落とされ、今の優れたものになっているのです。
米国では感染防止に使用する除菌剤を配合した洗剤の販売はEPA(米国環境保護局)の認証が必要であり、認証に当たってはどの微生物に有効かのEPAに認められた第三者機関による有効テストが必要になっており、それを経て、その結果をボトルやカタログに書くことになっています。従って、困った感染症が出てきた場合にはそのテスト済みの洗剤を使用して、環境表面を拭けば、対象微生物は完全に不活性化出来るのです。
日本ではこうしたシステムが無い事から、今回のコロナウィルスの問題では、様々な情報や新規参入者が出て、混乱が生じケースがよく見られるのです。
今回のNITEの評価では弊社がEPA登録感染防止洗剤のうち、コロナウィルス対応のものをお客様には推薦しているのですが、一部を除き殆どが適合しています(除かれているものについてはご連絡下さい。お知らせします。少し、強い病院用の洗剤です。)
それだけではなく、弊社でよく売れているトイレ用の洗剤NABC(ナバック)やお風呂用の洗剤CDC—10(シーディーシー テン)もEPAではコロナウィルスの登録を取っていませんので、病院ではこのコロナウィルスを対象にした場合にはこれだけでは足りないかもしれませんが、通常の施設であれば、有効性を経済産業省が認めてくれたことになります。ワンステップ(清掃と環境消毒)で良い事になります。
病院の院内感染防止程厳格性の必要のない通常の施設では大変有効な発表だと思いますので、活用されると良いと思います。
有効性のある洗剤で環境表面、特にコンタクトポイントを清拭する事が環境表面からの感染防止の一番のポイントなのです。
CDC-10 (浴室用) NABC(トイレ用=実際は日本語表記です)