掃除と勇気
お盆は天候もイマイチでしたので、結構時間が余り、本を読む事が出来ました。それまで買い溜めしていた幾つかを読めたのです。好きな作家が出すと、すぐに買う癖があり、好きである所為か、概ね良いものが多かったのですが、その中で百田尚樹氏の「夏の騎士」は特に良かったですね。好きな作家で良いものが多いのですが、それまでとは全く違う作風で、子供時代を扱いテーマは「勇気」になっています。読み口も爽やかでなんとなくやる気も出るという作品でした。
一方テレビドラマでは「ノーサイド・ゲーム」が良いと思っており、録画しながら見ているのですが、このドラマも「勇気」が大きなテーマになっています。
何か社会現象と言うかテーマ的なものを見つけると、すぐに自分の仕事に照らし合わせてみるというのが、いつの間にか癖になっているのですが、今の自分が仕事をする上でこのキーワード「勇気」はどうなっているのだろうと考えました。
様々な困難な局面を超えるには「勇気」は最も重要になりますが、現在のこの業界では人手不足が相当に深刻化しており、この問題に正面から向き合う必要があります。問題解決には色々な方法があり、外国人労働者の獲得もその流れに沿った動きで、ビル清掃の人員も大きく緩和されようとしています。
しかし、それだけで本質的な問題解決になるかと言えば決してそうではないと言えるでしょう。
我が日本のこの業界は世界的にみると相当にガラパゴス化しており、決して科学的な手法が取られているとは言えません。お掃除は見様見真似である程度済ますことが出来ますが、生産性を向上させるには科学的手法が欠かせないのです。しかし、科学的手法をとっていると胸を張り、世界に向かって発信できるレベルのお掃除をしているケースがどの位あるかと言うと首を傾けざる負えない状況です。
しかし、通常は日々の業務に追われ、お掃除のやり方の変更まで踏み込むには、相当な覚悟が必要になるでしょう。お掃除を科学的な「メンテナンス」に変えるには
1.対象の素材の特性を知る
2.汚れを絞り込む
3.使用洗剤と資器材の特性を熟知し、正確に実施する
必要があります。洗剤のpH値と対象の捉え方、希釈について、使用資器材の本来の強み等を把握し、実践し続ける事が必要なのです。
従来の路線を変える、やり方を変更するにはリスクが伴い、思い切りや、それこそ勇気が必要でしょう。しかし、メンテナンスは外国ではもう既に行われているのです。ですので、我が国の人々が出来ないはずがないのです。
お掃除と勇気を結びつけるのは少し無理があるようですが、私の中では決して矛盾しないのです。
メンテナンスのお手伝いが弊社の使命ですので、どうぞ興味のある方は弊社HP等でお問い合わせください。
こうした呼びかけをし続ける事になるでしょう。