災害考「トイレ 改善されぬ環境」について(日経記事より) | お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ

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災害考「トイレ 改善されぬ環境」  について

 

メンテナンスの視点が必要

親父が取っていた関係で、所帯が分かれてからも(結婚後)新聞は日経です。今朝の日経新聞の社会面に上記の題で、災害時のトイレの問題が書いてあり、今日は引き続いてメンテナンスのプロ化について書くつもりでしたが変更し、この問題について書いていきましょう。(2018年1月23日日本経済新聞36面)

生活に当たってトイレが必要であるのは言を待ちませんが、災害時に困るのは上水(生活水)も下水も機能しないケースがあり、緊急用のトイレが必要な事です。中々よく出来ている記事で緊急用トイレの種類や問題点を記載しています。これはこれで良いのですが、メンテナンスの視点が欠けていると思います。トイレが汚れる事で、トイレに行かなくなるケースが出始める事によって被害が酷くなるのですが、こうしたケースは(勿論優れた緊急用のトイレ開発は欠かせませんが)、掃除をどうするかで使いやすさが天と地ほど違いがでます。正しくメンテナンスする事が緊急用のトイレでも使いやすくなるかどうかの岐路になります。

まず、トイレを誰がいつ清掃するかを決める必要があります。誰も清掃しないならば、トイレは汚れ放題になり、酷く使い難いものになってしまうでしょう。「誰がいつ」をしっかり決めるべきです。

清掃用具も簡単で使いやすいものが良いでしょう。通常は清掃用のタオルかマイクロクロスですが、緊急時は水が使い難い事から、使い捨てできる不織布の様なものの方が良いでしょう。トイレブラシも簡単なものにしましょう。水が使えないでしょうから、ノンリンスタイプの洗剤を使用すべきです。除菌剤配合のものの方が衛生性向上と悪臭の除去に役立つでしょう。これで少なくとも汚れをいつも除去する事が重要です。

次に悪臭の除去ですが、上記除菌洗剤と共に、バイオ洗剤を活用すべきです。バイオ洗剤の悪臭除去効果は抜群ですので、悪臭軽減に大いに役に立つでしょう。ともあれ、トイレの形状により、メンテナンス方法は異なります。こうしたご相談があれば、是非お役に立ちたいと思います。メンテナンス方法や使用資器材など、また使用方法のマニュアル作りなどご提言できるでしょう。

 

コマーシャルっぽくなって申し訳ありません。m(_ _ )mm(_ _ )m