しかし、実際にメンテナンスをする際にいつも気に掛けるべきなのは動線です。数年前の事ですが、テレビで主婦が2人出てきて、同じような間取りの部屋をお掃除する映像が映されました。一人は動線を決め、右から左に動き、部屋の全ての掃除をするのです。必要な用具も全て身に着けています。
もう一人は、それぞれの掃除をアトランダムに用具を取り換えながら掃除しました。
結果は倍の時間が掛っていたのです。
ビジネスホテルのベッドメーキング係の凄腕で、例えば規定が18室(かなりキツイ場合ですが)の所を30室以上やってしまう人を見たことがありますが、部屋に入る最初の一歩から動線に無駄がなく、しかも全ての部屋が同じでした。
昨年、中部の病院清掃を得意とする会社の作業ぶりを見ましたが、ここも職員全ての作業動線が同じで、韓国から来た弊社のビジネスパートナーの社長と専務が驚いていました。
非常にプロ的な作業でしたね。
清掃の現場へ行き、私が良く強調するのが
「右から左、上から下」
です。無駄な動きを抑え、動線を意識する事で、大きな無駄が省かれることでしょう。