メンテナンスのプロを作る為に
お掃除とメンテナンスが異なる事を理解する①
9月20日のブログにも書きましたが、メンテナンス業界がお客様の半分近くから「専門的な知識や技能の不足」を問題にされている、言い換えるとプロと思われていないと言う事がこの一月気になっています。
メンテナンス業界での清掃の技術者の資格としてはビルクリーニング技能士制度があります(今年から制度が少し変わりますが)。制度としては34年の際月を持ち、全国に5万5千人いますし、毎年1500名内外の合格者を出しています。これだけの人がいながら上記の結果という事は、このビルクリーニング技能士の制度が必ずしも顧客志向になっていないという事を示している事になるでしょう(制度が無駄と言っているのではありませんが)。
プロとして認められるには素人と圧倒的に差がある必要があるのですが、時間的にも成果的にも素人のお掃除との差が有って然るべきです。プロの行う清掃を世界的には「メンテナンス」と言う言い方をしますが、メンテナンスのプロになる為には先ず「お掃除」と「メンテナンス」が異なる事を理解する必要があります。「メンテナンス」は論理性と合理性を重視します。合理性や論理性をいつもチェックする事が必要でし、お掃除に戻らないと固く決意する事、メンテナンスを目指す強い気持ちが必要です。