これが


こうなります
先週、沖縄の展示会で、洗面台を光らせた写真の話を少し書きました。今日はもう少し掘り下げましょう。
我が日本では「ピカピカ」と言うのはどうなのでしょう?床も洗面台もスッキリはしているものの、あまりピカピカと言うのを見かけません。何年も前の事ですが、ニューヨークで泊まったウォルドルフ・アストリアホテルなどは、エレベーターは木で出来ているのですが、ニスを塗り立てたようにいつもピカピカになっていました。また、室内のドアや蛇口に使われている真鍮もいつもピカピカでした。ラスベガスのホテル、ベラージオなどは大理石の床が敷き詰められていますが、ピカピカに光らせています。
勿論、これらには大変経費が掛かります。そこまで掛ける余裕が凄いとも言えますが、技術的にも中々大変です。木部をいつも綺麗にしておくためには、ニスなどのコーティングをしっかりキープするだけでなく、植物性のオイルをいつも切らさず塗布しておく必要がありますし、大理石をいつもピカピカにしておくためには、「ダイヤモンドサンディング」や「リクリスタリゼーション」と言った液体とスチールウールを使用したメンテナンスの実践が必要になるのです。知識も経験も必要になるでしょう。しかし、上記の様な豪華さは見る人の心を大きく打つものです。
さて、洗面台ですが、これは比較的簡単にピカピカにする事が可能なのです。まず、多くの洗面台は長年の使用により、石鹸カスやうっすらとした水垢の堆積で光沢が無くなっています。これを上手に取り去ってやれば元の光沢が蘇ります。弊社がお薦めしているのが「スパクリーム」と言う陶器用のクレンザーです(普通のクレンザーは陶器に使用してはいけません、ガラス質を削り取ってしまうので)。これを使用し、研磨剤の入っていない陶器用のパッドやブラシで擦ります。この場合、丸く円を描くように擦ります。直線的に擦ってはいけません。また、スパクリームはタップリ使います。少しですと厚みが無い事で傷が付き易くなってしまうのです。
何度か影響のない場所で試してみましょう。自分の力ではどの位で傷がつくのか付かないのか直ぐに理解できるでしょう。
多くの方がビックリする位綺麗になったと言う感想を持っています。それ程難しくなく、効果の高いメンテナンス方法です。
これをキープするには弊社のNABC(ナバック)やピロキシーと言った酸に傾いたノンリンスの洗剤が最適です。細かな錆や石鹸カスをいつも取り去り、高光沢をキープできるでしょう。

我が社の女子洗面台です。築15年以上ですが、その割に綺麗でしょう。