今世界的に定着している論理的で合理的なお掃除の「メンテナンス」は自然発生的かつ歴史を経て定着したというものではありません。この手法は30年以上前、突如として米国でスタートしたのです。
1980年頃の事です。ご存知の様に米国は競争社会で、メンテナンス業界も非常に激しい競争を繰り広げていました。米国のジャニタリーサービス(お掃除会社)の経営者の一人がこう考えたのです。その頃のこの業界では、米国に来たばかりで英語はそれほど得意ではないけれど、元気であり、取りあえず働きたいと言う人々が相当に集まりました。その「全くの素人をいち早く一人前にする事が出来る会社がこの競争に勝利できるはず」だと。そしてその「構造が軍隊に似ている。軍隊と同様に優秀な連中を集め参謀本部を作り、その連中に管理・運営させれば上手くいくはずだ!」
こうして、大学卒ではなく経営学修士のMBA(Master of Business Administration)を雇って運営させ始めたのです。競争が激しい事から、A社がやればB社やC社がそれに追随すると言ったところで、大手の会社で優秀な連中を集め始めます。そして高額で雇われた連中は結果を出すために必死に知恵を絞りこの業界を大きく変えて行きます。この世界観が非常に素晴らしく、品質を上げつつ、コストも概ね従来の30%以上の削減を遂げる事から世界中に広がっていったのです。米国からヨーロッパへ、オセアニアへ、南米へ、そしてアジアへ・・・。
この「メンテナンス」の世界観を綴って行こうというのがこのテーマになります。

さて、弊社(株)アムテックは今日から3日間、東京ビックサイトでCare Tex「介護ソリューション」の展示会に出展しています(東5ホール)。今見ましたら、入場料が結構高いですね。事前登録をするとタダになるようです。ご興味のある方は是非お出かけ下さい。弊社は介護関係のメンテナンス商品とその扱い方を紹介する予定です。床清掃、お風呂清掃、トイレ清掃などが簡単に、衛生的に、無臭になる方法と商品群の紹介です。
床清掃は老人ホームが概ね上履きであり、ワックス管理をすることからその特性を生かしたマイクロモップと洗剤での管理方法の紹介です。
お風呂場とトイレはいつも言っている事ですが、洗剤の方向が逆ですので、その適正化が必要です。その使用方法と洗剤の紹介になります。
悪臭の除去に関しては、介護施設では基本的にバイオ洗剤は不向きですので、除菌クリーニングで効果を出します。衛生性も増しますので一石二鳥です。
また、トイレやお風呂場が同時にピカピカになるのです(前にも述べた細かな汚れ=ファインミストの除去で)。