趣味の凄み
新潟に出張があり、そのついでに学生時代からの友人と一杯やりました。この男は慶応を出ており、卒業後東京の商事会社に数年務め、父親の仕事を継ぐために故郷の三条に戻っており、偶に東京へ出てくる時に合うというパターンです(この多くがラグビー観戦)。
趣味がスポーツ観戦との事なのですが、あまりの知識の深さに驚きました。二人で会うという事があまりなく、普通はもう一人か二人加わるのですが、今回はこちらが新潟に来ていたので二人になり、彼の趣味話をじっくり聞いたのです。
スポーツもあらゆる分野を観戦しており、野球を例に取ると、早慶OB戦や慶応高校の夏の予選なども見に行っています。
プロでは今年の新人選手の特徴や来年のドラフト候補まで詳しく知っています。
また、21世紀枠で出場した小豆島高校の監督さんを大学生(慶応大学)の頃から見ており、その選手時代の実力から経歴、この秋から春にかけての戦績など詳しく話してくれました(因みに大学時代はバスケットボール部)。多分故郷に戻った40年近く前から始まった趣味なのでしょう、その時間を経た幅広さと厚みに驚くばかりで、趣味もここまで来ると大したものだと感心しました。スポーツ好きの人なら誰とでも直ぐに仲良くなれるでしょう。
仕事も同じでその人がプロ化しているかどうかの非常に重要な要素が年月(勿論正しい方向性が必須ですが)だと思っています。時間を経た深みや厚みの貴重さは何物にも代えがたい一つだと思いますネ。