沖縄と病院清掃 | お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ

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「仕事でお掃除をする方の作業を楽にする事」が使命(ミッション)だと考えています。

 一般の『お掃除』から世界のプロが実践する『メンテナンス』の紹介をしています。

沖縄へ行って来ました

昨日ブログを書いたつもりでしたが、載せ損なっていたのでもう一度書き直しです。
火曜日・水曜日と沖縄へ行って来ました。病院清掃の社内講習外を依頼されたのです。
最初に少し「洗剤の基礎」を復習し、その後本論です。教科書は作ったばかりの「病院清掃の基礎知識」をメインにして行いました。新製品のノロウィルス対応洗剤「HALT(1:64稀釈)」と今まで除去困難だった芽胞菌クリストリジウム対応「ディフェンス」についても最新情報として伝えました。
 病院清掃で大切な事は洗剤を上手く使う事なのです。病院では感染しやすい易感染者(いかんせんしゃ)がいます。一方、どこにでもいる常在菌の中で易感染者に対して感染を起こす日和見感染(ひよりみかんせん)をおこすものがいることから、無神経な水拭きは病院では厳禁なのです。最低でも中性洗剤が必要ですし、除菌剤の入った感染防止洗剤の使用がベストです。
 一方、この目的で発達した洗剤は基本的にノンリンス(水拭き不要)で使用できるものになっています。水拭き用のタオルが常在菌を拡げてしまう事を避ける為です。その為この手の洗剤は多くのものが中性になっているのです。
 さて、感染症を起こす微生物の中にはノロウィルスやクリストリジウムと言った除去しにくい微生物も居り、こうした微生物除去には少し強い洗剤が必要になります。こうした洗剤(上記のHALT=ハルト、ディフェンスなど)は水拭きが必要になります。
 バランスを取りながらメンテナンスしていく訳です。

余った時間に久しぶりに首里城へ行きました。大変見やすくなっていましたね。本殿だけでなく、裏の間も新しく作っており、生活感が増していました。展示方法も随分良くなっています。やっぱり、お客を呼ぶにはお金を掛けなければイカンのでしょうね。

洗面の蛇口がシーサーでした。チョイと可愛かったです。
首里城トイレ