
火曜日・水曜日と九州へ出張でした。弊社取扱い資材店の展示会出席です。福岡でしたが、来場者が多く、有り難かったです。
帰りに、弊社トイレ用製品を採用された現場で、経過が思わしくないとの連絡を受け、大分に行ってきました。弊社営業員が数週間前に洗剤の使用量が少ない事を告げた所為か、洗剤の使用量は良かったのですが、大変丁寧な仕事をされる方で、目皿の裏に着く少しの尿石を擦り取るのに苦労をされていました。バイオボウルを使用した場合はバイオが臭いを押さえますので、それまで程尿石を気にする必要はないのですが・・・。また小便器の水の流れが早く、M字を描くように塗布しても、すぐに流れてしまい、目皿周りの尿石除去に力を出していなかったのです。このケースでは、バイオボウルの着いたボウルスワッブで目皿周りをぬぐってから、収めるようアドバイスしました。
もう一つの現場ではバイオボウルの泡が多く、バイオボウルの取り残しが汚れになっているケースでした。ここでは、トイレブラシを弊社のボウルスワッブではなく、他社のトイレブラシを使用しており、このブラシは糸目が詰まっていすぎるため、空気を含んで泡が出てしまっていました。ボウルスワッブには表と裏があり、テコが効くようになっているのですが、その事をご存知なくて、裏で擦るときにプラスチックが陶器に当たる事を気にされて、トイレブラシを他社の物にしたために、上手くいかなかったケースです。ボウルスワッブを実際に表部で使用し、角の部分に力が入る事をやって頂き、納得していただきました。

メンテナンスはほんの少し違うだけで結果が出ないことが時々起ります。最初はメーカーの指定通りに実施する事が重要です。洗剤の量、仕様資器材がチョット違うだけで、迷い道に入ってしまう事があるからです。
旅行中に篠田桃紅さんの「一〇三歳になってわかったこと」を読みました。良い本でしたね。たんたんとした中に時々はっとする鋭い指摘があり、また明治・大正の人々の新しい文化に対する多いなる好奇心と自分に対する潔さが書かれています