週末はある会社の社内講習会の準備をしていました。非常に包括的な講習会ですので、準備も大変です。非常に丁寧な仕事をする会社さんで、業務改革のお手伝いになれば幸甚と思いながらの準備です。
この準備をしながら、先月提携先の韓国のDaego(デゴ)社へ行ったときの事を思い出しました。
注:Daego 社は韓国のマイクロモップ・クロスのトップメーカー
ソウルの金浦空港に着き、Daego社への約1時間のドライブの最中に社員が思わず、「やはり外国ですね・・・」と言った言葉を思い出しました。町並みが何となく薄汚れた様に見えたのです。道路や建物が特に汚いというわけではないのですが、取り立てて綺麗にもしていないと言う具合です。外国人が我が日本を指して「日本は綺麗だ!」と良く言うのを思い出しました。
家人が前の道路の清掃をするというのは日本だけではないでしょうか。自分の家の前の道路が汚れており、放っておける人が少なく、私も家の周りを散歩してもどこも通りが綺麗になっています。
整理整頓と清掃がある意味道徳律にもなっています。
こうした、伝統を持つ日本に、世界の主流になっている合理的・論理的な「メンテナンス」の技術を紹介しようとしているのが我が社です。何回かここでも書いていますが、30年以上前に米国の大手会社の競争から生まれた清掃を科学的に捉えようと言う「メンテナンス」の世界や手法は非常に優れたものであると確信しています。しかし、既に従来の習慣や見様見真似や創意工夫で作り上げた「お掃除」からこちらの「メンテナンス」の世界へ来てもらおうと言うことなのです。
大変な事だなぁと改めて感じつつ何とか理解していただけるよう、祈る気持ちでの準備です。
いつか見たインド映画を思い出しつつ・・
「きっと・うまく行く~、きっと・うまく行く~、きっと・うまく行く~」