今後の予定を立てている時に、マイクロマッスルと言うバイオ洗剤の話になり、この洗剤は石油系の汚れを中性の領域で落としてしまうなど(従来の常識ではpH11以上の高アルカリが必要)非常に優れた特徴を持っています。
pH表は以下の様になっています。

マイクロマッスルは原液が8.5~9.5でそれを薄めて使いますので、使用の際には中性の領域になります。pH値は1つ違うと濃度が10倍違いますので、7~8の中性領域でpH値11以上の汚れを落とすのは大変な事なのです。
「何故バイオ洗剤はそんな事が出来るのですか?」と言う非常に原理原則的な質問が出ました。
バイオ洗剤は界面活性剤(洗剤の主成分)の力にバイオが汚れを食べる(生物分解する)作用が加わるので洗浄力が上がるのは確かなのですが、洗浄力に対し大きな力を発揮するのはバイオが酵素を出すからです。
酵素はバイオが自分の消化を良くする為の化学物質で、汚れ(有機物)を細かくする(ボロボロにする)作用を持っています。バイオは酵素を出すことで消化力を飛躍的に上げるのです。その為、酵素はバイオのナイフとフォークという言い方を外人さんはするのです(中々洒落た表現ですね)。
この洗剤は汚れ取りが良いのにワックスを傷めない、(嘔吐や油汚れなど)染み込んだ石床の汚れに対応する、ノンスリップ石系床の汚れを柔らかくするなどの優れものです(勿論バイオ洗剤ですので消臭力もあるのです)。
いつも言っている事ですが、洗剤とバイオが一緒になっている事が重要です。マイクロマッスルの界面活性剤はスパルタンケミカル社が世界に誇る5種類の環境対応界面活性剤で、この界面活性剤の相方が過酸化水素(H2O2)なのがピロキシー、3種の植物(コーン、ココナッツ、アブラヤシ)なのがトライベースで3兄弟になるのです。
おおざっぱに言えば
ピロキシー トライベース マイクロマッスル
の順に強くなります。
明日は仙台、明々後日は大阪と出張が続きます。
