あくまでもこの記事は主観的なものなんで、

違うかったら教えてくださいませ。

誰もが疑問に思うことだと思うけれど。

グレゴリーのデイパックはなぜあんなに高いんでしょうか。

…これって、誰もが1度は思うんではないかと。

完全に他のパックとは○の桁が1つ違いますものね。






安物のバックパックならウン千円ですが、

グレゴリーはウン万円!!

中でもデイパックとデイ&ハーフはなんと2万円越え!!!

どんだけ高いんだ!!!!!

見た目普通なのにボッタクリだ!!

…と思うのも仕方ないのかもしれません。

そんな意見を聞くたびに心が痛い。

グレゴリーはボッタクってません!!



今回はこちらのマイティーブルーのデイパックを参考にしますが。

よく見ていくと、納得していただけるかと思います。

やり過ぎや!!と言いたくなるくらい丁寧に頑丈にできてますから。

見えない部分がスゴすぎるんです!



では、いよいよ見ていくことにしましょうか。

まずは横から1枚。


荷物をしっかり入れているからですが、

意外に長方形です。

この形状が、荷室を広げるとともに、

あの独特のシワのよったシルエットを作り出していると思います。

長方形をティアドロップ型にひしゃげさせるときに、あの味わい深いシルエットを生み出すと思います。





では、ジッパーを全開に。



上から、

ネイビーのシュマグ(アラブスカーフ)。

ニューエラの膝掛け。

グレゴリーのポニーバック。

さらに。



下から、書類や、ミステリーランチのフラットバックが。






で、全部机の上に出して見ました。

さすがは26L。

たくさん入ってましたね!



で、ここからが本題。

実はこれだけの荷物を入れていたにも関わらず、

背負い心地はメチャクチャ快適なのですよ。

不思議だ。










その秘密はたぶん、縫製の丁寧さにあると思います。

ガチガチにガッチリ縫い合わせることでボディー剛性を高め、

より一体感が生まれるようになってるのでは。

まるで車の話ですね。










で、見てください。

チェーン状にガッチリ縫製してるのが分かる。



この処理、すごいですよね!!













しかも、こんな風に縫い止めるところは、

真ん中で縫い終わるようにして、

ほつれにくくなっています。















で、この写真みたいに、

強度が必要な部分は、

完全に2重に糸をならべて縫い合わせています。



で、極めつけはこの下の写真。
















わかります?このスゴさ。

バックパックって、当然布と布とを縫い合わせて作ります。

合わせ目は糸くずが見えたりするはず。

でもこのグレゴリーの写真にはそれがない!!

全部テープで合わせ目はカバーしているんです!!

全部ですよ!!全部!!!!!!

この縫い着けだけで、気が遠くなるくらい縫うことになるでしょう。

まさに一分の隙もありません。

見えない部分なのに、採算度外視か?!というくらい徹底しています!



こんだけガッチリ縫製なら、緩みも隙もありませんから、








あとはショルダーハーネスの性能が、そのままそのバックパックの性能、

というくらいストレートに背負い心地に反映されるかと。


じゃあ、あとはショルダーハーネスを見れば秘密がわかるかも!!

見てみましょう。



おや??ベルクロで真っ二つに割くことができますが??

こはいかに?

全部剥がれるかと思いきや、

上と下の一番端だけはくっついてます。



ここと。

ここ。



これ、実は「仕事を分担する」仕組みだと思います。

(…と、思っていましたが、読者様が店員さんに聞いたことを教えてくださいました)


自分もなんでショルダーハーネスにベルクロが有るのか不思議で何を調整するのかイマイチ解らずお店の方に聞いたところ、男性と女性では肩幅や胸の形が違う為、ハーネスを付け根から横に調整する為のベルクロだと教わりました。

(だそうです。なるほど~!!ありがとうございます!!)






あのミステリーランチが得意なやつですね。

上側のベルト部分は、荷物の重さを引っ張って支える仕事に特化。

下側の分厚いクッション部分は、引っ張り無しで、クッションをふんわりさせることに特化。

です。(ではないようでした…)

下側のクッション部分は、左右に引っ張られないことで、

上下の圧の分散だけに集中できる、というわけ。



この写真。

平らなところにショルダーハーネスを置いてみたんですが、

明らかに上側のベルト部分が長いことがわかります。

このおかげで、ベルトが曲がっても左右にクッションの圧が逃げて、

クッションが堅く押し込められず、



均一にふわふわをたもってクッションになれるというわけ。

曲げたらちょうど短いクッション部分は目を詰めることなく、

余裕を持って曲げることができ、最大限クッションに成りきれる、ということです!!

なんというアナログの極み…。

(この部分は合ってるようにも思えるんだけどなー…どーですかね??)






これだけ凝っていれば、値段が高くなるのもわかりますよね!!

やはり高いのには理由があったんです!

ブランド料ちゃいますよ!!









おまけに。

グレゴリーの鞄は、日焼けによるエイジングができる布地なんですって!!

普通の鞄は使うほどにくたびれて朽ちていきます。

でもグレゴリーは、使うほどに味になるように紫外線?対策した布地のようなんです!!

スゴすぎですよ!びっくり!!





マジで作り込んでいるからこその値段だった、ということですね!

以上ー!

しかし教えてくださった(コメントくださった)トロサバさま、ありがとうございましたー!!