第12ハウスの金星について | 占い考察備忘録。心理占星術が好き。

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宿曜占星術・タロット・西洋占星術について考察した内容をまとめておきたいブログ。時おり心理学も絡めています。
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老後は占い師として復活することを夢見ています。

こんばんは~まいな惺と申します☆彡
今日は久しぶりにちょっと専門的な記事を書こうかと思います。

第12ハウスの金星。
ここ半年ちょい、私が研究せざるを得なかったテーマです。
去年の夏くらいから「第12ハウスの金星とは?」といったことばかり考えていたら公私ともに次から次へと第12ハウスの金星がらみのお悩みやエピソードばかりこれでもかというくらい集まってきてしまったので、、
さすが引き寄せの法則だなぁと思いつつ、こんなにネタがあるのならいい加減そろそろ記事にまとめなきゃと思ったので書いてみます。


第12ハウスはあちこちで言われている通り秘密のハウス、基本的には隠されていて見えないものですが、ちょっと意味合いが難しいような感じがします。
他にもインターネットやメディア、スピリチュアル、また高い精神性や制限のない自由さも感じられます。

そんな第12ハウスに金星があると、特に男性は不健康なイメージがありますよね。
よく不倫しやすいと解釈されていますし、他にも病院での出会いとか、閉鎖された場所にいるもしくは隠れた存在の女性とか…
私も最近までは“ノルウェイの森に出てくる主人公から見た直子”のようなイメージを抱いておりました。
そんな第12ハウスの金星とは実際どうなのか、その実態を私自身がここ半年ちょいで色々と見たり聞いたりしてきた経験をふまえつつまとめさせていただきます。


うーむ、何から語ろうかな。
とりあえず、まず第12ハウスに金星を持った方々に言いたいこと。
「親を心配させていることに気づいて!」

逆にその親に言いたいこと。
「本人を信じて、好きにさせて放っておいてあげて!」

とにかく、親は子の状態がつかめずに心配し、一方の本人は親には入り込まれたくない領域があるだけであっけらかんとしている、こういった平行線のパターンを沢山(片手じゃ足りないくらい)次から次へと見てきました。
実際どうなのかを知りたくても分からないものは不安を生み出しやすいですし、それは親子ならなおさらなのでしょう。
というか、親にとって子どもが全く踏み込ませてくれないことは(たとえ子どもが正常に社会生活を営んでいたとしても)かなりの悩みになるんじゃないかと思いました。
例え奔放に生きてる子どもであったとしても、自分の事をよくしゃべるような分かりやすい子なら親はそこまで悩まないような気がします。

また、同じ個人的な女性天体でも、月が第12ハウスならちょっとした隠し事をしたり、単に私生活の深いところに踏み込まれるのを嫌がったりなのでまぁそういう人もいるよねといった感じでしょう。
それが金星が第12ハウスとなると、その人からは金星の指す人生の味わい深さや楽しみ、ひとことでいえば人生の彩が見えづらくなるのかもしれません。

親の目線としては「この子は人生を楽しんでいるのだろうか」もしくは「自分の殻に閉じこもっていて大丈夫なのだろうか」みたいな感じでしょうか。
男性ならば女性の影が見えづらく、女性の場合は良く分からない趣味の領域があったり、どちらにしろ自分の殻に引きこもりがちに映るのでしょう。

ただ、この人たちは親を含め周りがどう思うかよりも自分がどう感じるかに重きを置くような感じがします。
今の時代はインターネットやメディアが盛んで誰でも気軽に触れることができますし、また心理学やスピリチュアルに興味を持ってみるのも楽しいし、そんな感じで第12ハウスの金星を活かせたら良いですよね。

また金星に限らず第12ハウスの天体に関しては、特にシナストリーでオポジションの天体を持つ人と関わるとその性質が外に引っぱり出される気がします。
そういったパターンもいくつか見てきたのですが、明るみに出ちゃえば意外と大したことないものだったりするかもしれません。


さて、最後に第12ハウス金星のオードソックスな話に戻しますが。
よく言われている“男性は不倫しやすい”に関しては、私個人としてはそうでもないかなぁと思っています。
それでも恋人の存在や恋愛の話を周りに(特に親に)明かさない、(聞かれない限り)話さない、そういった方ばかりなのは確かだとは思います。
また好みの女性を金星とした場合、もちろんサインやアスペクトの影響もありますが、第12ハウスの影響によって遠距離だったり、またちょっと一般的ではないような風変わりな女性にはまるといったことはあるでしょう。
余談ですが第12ハウスに金星を持つ男性同士ですと、すごく仲の良い友達でもお互い色恋の話はほとんど出なかったりもするそうで、これも不思議なものです。

ちなみに、私の知人やお客様で第12ハウスに金星を持つ方々は男女問わず真面目で、不倫など考えられないようなタイプばかりでした。
むしろ不倫どころか恋愛と縁遠い方ばかりのような…そう見えてしまうのが第12ハウスゆえかもしれませんね。
実際の行動としてどう出てくるかは、第12ハウス云々よりもアスペクトの作用が大きいのではないかと思います(私の見てきた限り、ハウス関係なく太陽や金星に海王星がハードで来ると不倫に走りやすい印象はあります)。

とにかく第12ハウスに金星があると、実際はどうであれ周りからは「あの人はモテない」と思われがちなのが羨ましかったです。
少し話がそれてしまいますが…私は昔から強いモテないコンプレックスに苦しんできたのですが、金星が8ハウスというわりと目立つ位置にあるからか、自分自身がどんなにモテなくて悩んでいても周りからはモテないぶってネタにしているだけだと思われてしまうのが不思議だったりもしました。

モテない雰囲気は金星の位置やハウスが大いに関係するかもしれませんが、モテない自意識は金星のアスペクトな気がします。
特に金星と土星がガッツリ関わるとその傾向が強く出るように思うのですが…ちなみに金星と土星のアスペクトによるエピソードもこれでもかというほど集まってきているので、また近いうちに語らせていただきますね!!!

あー久しぶりに書きたいこと書いた!!!!!
楽しかった!!!!!!!



【2019年末 追記&関連記事】

12室金星の夫と結婚して早数年、12室のことがよくわかるようになってきました。
それゆえ書いた記事です↓
8室の“秘密”と12室の“秘密”のニュアンスの違い



まいな惺(まいなさとる)
大学院で学んだ心理学の理論をもとに、占星術やタロットを研究してます。メール鑑定や個人鑑定、イベント出店も受け付けております☆
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