2 火焔土器は突然に(陣幕納品編) | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

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栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染師・まいまい です




謙信公祭関連で上杉謙信の陣幕と上杉謙信の軍旗を染めましたよ

納品・打ち合わせのため現地へ行ってきました


これからブログテーマ名「2015年謙信公祭の旅」を一足お先に始めます

陣幕納品編です


2 火焔土器は突然に(陣幕納品編)






十日町の街中を車で走っていると、突然、「国宝・火焔型土器」の看板が目に留まりました



エッ

あの縄文時代の土器って十日町にあるの


レプリカはよくあるけど、本物見たことない


ってことで、十日町博物館に寄り道して見ました





パンフレットより



装飾が重視された土器ですから、煮炊き用ではないのでは?と言われている土器ですよね

※専門家ではありません。
以下、ものつくりをする私の視点から考えます。
ご注意ください。

この火焔型土器って規則性のある器ですね

力強く伸び伸びうねる文様に圧倒され、思いのまま自由に制作したように感じてしまうけれど・・・

上部の炎のように見える造形も無作為ではないのですね

そこには必ず一定の同じ大きさの空間・穴が作られています

ん?他の所にも規則的に穴がある・・・・


わざとこんな造りにするということは

絶対ここに紐、縄、帯、通して使ったに違いない


紐で吊した照明だったりして

こんな照明器具かっこよすぎです



祭礼で使うなら、穴だらけの土器を四方八方から紐で吊っていけば、天に浮かんだ状態の
神秘的な演出もできる




実際はどんな使い方していたのかな・・・・


単に、置物とか痰壷だったらガッカリです
だったら、「植木鉢だった」とかのがまだましだな







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