22.大仏金メッキ加工の代償 栃木県から車で大阪・九州・奈良♪ | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

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栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染師・まいまい です


昨年の11月、でかけていた事をつづっています



九州・福岡で従兄弟の結婚式に参列することになりました


私、まいまい と両親とジン(犬)が暮らすのは、栃木県・・・・



ジン の世話どうしよう・・・・

もちろん、私、姉、母は着物を着たい・・・・
着物って大荷物だし・・・・


だったら、犬も連れて
自家用車で九州までいっちゃおう


ってことで、

途中、いろいろな所に寄りながら行ってきたお話です







22


東大寺にいます



奈良の大仏は当時、金ピカでしたよね

大仏様は金メッキで製作されてました



ちょっとメッキ加工の代償の話・・・




金メッキ加工(アマルガム)が採用されてるのですが
金メッキは作業工程で、人体に有害な水銀が
関係しています

大仏に水銀に金を混ぜたモノを付着させ、
炎で炙ったりして大仏の表面に金だけ残すという
方法なんだそうですが
熱が加わると余分な水銀が空気中に放出されます

なので・・・・

きちんとした処理方法のない(知らない?)当時・・・

水銀垂れ流し、
水銀の蒸気吸い込み放題だったことでしょう


具合が悪くなった人が大勢でたことも想像できます
水俣病のような症状に苦しんだ人もいたかもしれません

鹿さんも生まれたての子鹿みたいに
フラッフラだっだりして・・・・
(この頃からいたのかな・・・・?)

そんな状況を「祟りだ~」とか「仏様がお怒りだ~」
とかで片付けていたのでしょうね




それにしてもメッキってこの頃にはあったんですね


大仏に使われた金は東北地方ものなんですってね

金メッキ加工の技術も東北の人たちが持っていた
技術なんですね


東北の人たちは、
都にもない高度な技術、文明を開化させていたわけです




東北の人たちは、都から「蝦夷(えみし)」と呼ばれました
エビみたいな、虫けらみたいな、てゆう
差別的意味があるとか・・・

(そんなこと言えた口か ってことよ ホント


ですが・・・
東北の人たちにも自分たちの誇り高い呼び名
があったはずです

ぜったいに


私が小学校からず~っと習った歴史は「勝者の歴史」
で、蝦夷という名しか知りません・・・

もっと東北を知りたくなりました



敗者は、
勝者の歴史、正史に埋もれたり、
事実をねじ曲げられ、
まったく違うモノに変質させられたりしますからね


実際の東北はすばらしい世界だったのでしょうね


東大寺
大仏殿を側面から・・・

どんどん日が落ちてゆく・・・

急いで廻らないと





1 孝謙天皇は道鏡の子を産んでいた! その名は英親王!


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