越後上布、触って見学♪ 上杉謙信の財源! | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

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栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染師・まいまい です


ぺーぺーの客なのに、なじみ客にさせてもらっている、
ご近所の呉服屋の あまのや さんの
イベントに行ってまいりました




今回は、越後上布(えちごじょうふ)がやってくるとのこと




その昔、越後上布は上杉謙信の財源でもありました

詳細は・・・テーマ名 2013年 謙信公祭の旅

謙信の取り組みに胸キュン! 
越後上布(謙信公祭の旅17)

をご覧ください


私の中で、謙信がらみで、「旬なモノ」なので、なんという
偶然かしらと、楽しみにしてました







さっそく、係員さんが広げて見せてくださいました


ぜひ、触ってみなさいと、OKがでたので、
触らせていただくと・・・


麻の布とは思えない、異常なやわらかさ

それでいて、ふわ~っと軽い

繊維もほっそ~い


ここぞとばかりに、様々な土地で織られた
すばらしい逸品を、たくさん触り比べさせていただきました



今回、出会うことのできた越後上布は、群を逸脱していました

この白い越後上布・・・・・

気づいたら、一千万円近くする布をなで回していたのです

下図の布です!

越後上布 
(あまのや さん 案内状より)


越後上布は資料館展示などでガラス越しで見ることは
ありましたが、見てるだけと、触れるのとでは、大違い
だと体感しました

また、展示会場の「布の先生」と思われる、専門スタッフの
方が、書籍だけでは知り得ないマニアックなお話を教えて
くださいました

なので、以前載せた
謙信の取り組みに胸キュン! 越後上布(謙信公祭の旅17)
は一部、書き直しました









全国津々浦々の珍品、逸品が一堂に会したすばらしい
イベントでした

織れる人がいなくなってしまった、との意味あいから
値段は付けられない「遺作」が、非売品でお触りOK状態で
展示されたり・・・

とても貴重な体験でした





こうすることで・・・・

あまのや さんは、
お客さんの、モノを見る目を育てているんだな~と
いつも感心しています


越後上布 
 (あまのや さん 案内状より)



 あまのや さん、とても勉強になりました

ありがとうございました 
 
 



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