ネクタイ染め作業5地入れ(豆汁・ごじる) | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

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栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染師・まいまい です 



友禅染めのネクタイ作業、ご覧ください




「地入れ(じいれ)」作業です


豆汁(ごじる)で地入れします




「かぶと染め額」作業
火の通ってない、乾燥した生の大豆をふやかし、、、、

水で、ふやかすだけ、煮ませんよ!



「かぶと染め額」作業
すり鉢ですり、(ミキサーも可)
布の袋に流しこみ・・・





ネクタイ
搾ればできあがり


「かぶと染め額」作業
  これは、ふのり
海藻を煮てドロドロにして、こしたモノ

あとは、豆汁を水で濃度調整し、「にじみ止め」という
作用のために、これを入れます


ネクタイ

 専用用具、伸子(しんし)を生地の裏に掛け、
ピンとさせ・・・


ネクタイ

調整した豆汁を引き染め用の刷毛で、
生地に塗った(引い)たら

地入れ完成





なんで布に豆の汁なんかって

染料の染まりつきを良くするためなんですよ

豆汁無しと有りでは、色の出方が違います

タンパク質が作用するのだそうです

これは昔からのやり方ですけど、
結果、理にかなったやり方を昔の人はどんな風に
思いついたのでしょうね

昔の人ってすごい





完成図
友禅染めネクタイ

友禅染めネクタイ2


前回、制作後、すぐに完売でした

大好評につき、追加で制作中で~す


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