結婚して旦那さまの家に入るお嫁さんの苦労はよく語られるけれど、一日働いて帰ってきたところで家の中のトラブルまで押しつけられる旦那さまも気の毒です。

我が家は、私の実家にお世話になっているので、旦那さまはマスオさんです。在宅勤務なので、ずっと家にいます。妻の私は会社勤め。ちょっと違いますが「約サザエさん」です。

毎日、朝6時50分に起きて、1歳の息子の着替えと朝食の準備、保育園の準備をしながら自分のこともササッと片づけます。私より早く起きて仕事を始めている旦那さまに、未だ慣れない「いってきますのキス」をして、息子を母に預け、7時40分に家を出ます。

残業がなければ家に着くのは18時頃。夕ご飯を作って、お風呂を洗って・沸かして、ご飯を食べて、お風呂に入って、息子を寝かせたら、息つくころにはもう22時。一日中走りっぱなしなんですよ。他人への苦情を受け付ける暇はありません。私を経由せずに自分で解決してください。家の中で日中おこったことは全く把握してません。私を頼らないで。一人ずつ私に言うのじゃなくて、みんなの前で話したら一度で解決すると思いませんか?

私の両親は旦那さまに遠慮して、思ったことを直接本人には言いません。旦那さまも然り。そして、両者とも自分の意見を押しつけているように思われたくないので、なんでも私に判断を求めます。

働くお母さんは、例外なく、怒濤の毎日を送っていると思います。家族に支えてもらえる私は幸運です。でも、それにしても「疲れた…」とつぶやかずにはいられないのです。

4月から保育園に通い始めた息子は、微熱、鼻水を含めると、いつもどこかを患っている… 気がします。

かかりつけの小児科の先生は、「保育園に通い始めたら、たーくさん病気するからね。覚悟しておきなさい」と確かに言っていました。もらってくる病気が多くなると理解していたつもりだったけれど、まだ、どこが痛いとも、何をして欲しいとも言えない1歳児の病気と付き合うのは母にとって大変な苦労です。なにより、辛そうな息子の姿を見るのが一番辛い。

息子は生後8ヶ月で人生初の風邪をひき、人生初の鼻づまりに。鼻がダメなら口呼吸をすればいいと分からないし、教えてあげられない。呼吸が出来なくてパニックになった息子をみて血が引いたのと同じくらいの事件が起こりました。

1歳2ヶ月になる息子を初めて救急センターへ連れて行きました。

数日前から咳がよくでるな、と思っていました。でも熱もないし機嫌も良好。様子を見ることに。

金曜日の夜。息子は常々寝相が悪く、枕に足を置いて顔だけに布団をかぶった状態で朝を迎えることもしばしば。それにしても、夜中に何度も目を閉じたまま、起きあがっては違う方向に倒れる行動を繰り返すので「いつもと違う…」と思い始めました。

この「いつもと違う」の状態のうちに、土曜日の朝に受診するべきでした。

咳は多いものの熱はないし、いたって元気。食欲もあるし、大丈夫だろうと思ってしまいました。

土曜の夜、いつも通り夕食を食べ、お風呂に入れて、9時にはベッドに。ところが、11時過ぎに突然発作的に咳こみ始め、本人も驚いたのでしょう、泣きわめきました。咳が出るのに泣いていては呼吸がうまくできないし、鼻も詰まってきて苦しくなるばかり。水で喉を潤して咳を沈めようと思ったけれど、受け付けてくれない。ミルクを作ったら飲んでくれ、咳も少し収まったものの、次の発作的な咳で全部吐いてしまい、そのことに驚いてさらに激しく泣き始めると、今度は体が硬直したようになりました。こわくなったので、すぐ救急病院へ。

息子を車に乗せて、あれこれと持ち物の確認をしている間に症状が全くなくなり、本人もけろり。こんな状態で救急病院に行ったら迷惑よね、と話しつつ車で5分ほどのところにある24時間救急センターへ。

診察時にも咳はおさまっていたので、どんな咳ですか?と聞かれてもうまく説明できませんでした。私の困惑を察したかのように、息子が2回ほど咳をすると、医師はすぐに「これはクループですね」と即断しました。

病院での処置は吸引。腫れを引かせる飲み薬を1回分、咳止めと炎症止めの粉薬を一日分もらい、部屋の加湿を心がけることと、寝るときは立て抱きにしたり、クッションを使って上半身を高く保つようにと言われました。

クループに関する説明はネットでいくつも見つけることができますし、育児書をちゃんと読んでいるお母さんなら必ず知っているような、3歳以下の子供によくある「気をつけるべき」病気の一つだそうです。

でも、本で読んでいて知識はあっても、そのクループに特徴的な咳を判断するのは素人には難しいと思います。それよりも、お母さんだから気づける「いつもと違う」の感覚の方がずっと大切なのではないかと思いました。自分の「気づき」をすぐに活かせなかった後悔と、そのせいで息子に辛い思いをさせてしまった反省でいっぱいです。

今年のゴールデンウィーク、震災後の自粛ムードで国内の観光地も成田空港も閑散。

ところが皆さん、最後の最後で同じ事を考えたみたいですね。「やっぱり出かけようよ。混雑してないみたいだし、自粛が日本の経済を窮地に追い込むって言ってたし」

私達も甘かったと思います。GWにスタンバイで海外に行こうなんて。

だいたい、スタンバイってなんなのかもイマイチ分かってなかった私の責任です。1歳になったばかりの息子を朝5時半に起こし、7時の新幹線に乗せて、大混雑の東京駅を抜けて成田エクスプレスでさらに一時間。チェックインカウンターで、日本語も英語も中途半端な中国人らしき係員に言われます。「バカみたいな人出だから、今日はスタンバイじゃ乗れませんよ、きっと。ベビーもいるし、私なら諦めて帰りますね。出国審査をしてゲートで待つこともできるけど、たぶん無理よ。どうする?」

私は帰りたかったけど、旦那さまがムキになっていて、沈めるにはゲートで待つしかないと決断しました。

息子は、キッズ用のプレイルームで遊んだり、エレベーターやエスカレーターを昇ったり降りたり、相手かまわず愛想を振りまいて、けっこう楽しんでいました。

それにしても、余裕をもって空港に着いてから4時間、最終的に飛行機に乗れないとわかり、経由便でさえ無理と言われ、最後には目的地を変えてもどこかに行けないか?と粘りましたが、とにかく「バカみたいな人出」だそうで、空港についてから6時間、ようやく諦めました。

スタンバイとは、なんらかの理由で空席がない限り乗れないのだよ。GWに使おうってのが無謀なんだ。旦那さん外人さんなんだから、日本の休日の事なんて知らないでしょ?奥さんがちゃんとしなきゃ駄目じゃない。でもまあ、今日の人出はバカみたいだけどね。

出国手続きをしてしまっているので、サポートがないと外にも出られない私たち。係員のお兄さんに諭されながら空港を出ました。

すっかり落ち込んでしまった私たちですが、なんとか気を取り直して、きっと飛行機に乗れなかったのには理由があるはずと考えました。この飛行機が事故を起こすとか、海外でテロに遭うとか。いやいや、人の不幸を願うのは辞めよう。Think, think, think... !!! そうだ。ディズニーランドに行こうよ!生後3ヶ月くらいからミッキーが大好きだった息子を、歩けるようになったらディズニーに連れて行くというのが約束でした。

というわけで、急遽、新浦安のホテルを予約してディズニーランド・シーの2dayパスポートを購入しました。

息子も大喜びだったし、どのアトラクションも長くて30分待ち。GWなのにホテルも通常料金の半額で泊まれました。このために飛行機に乗れなかったんだね!ほらね。乗れないのにはちゃんと理由があったでしょ。スタンバイチケットは日付の変更が可能なので、同じチケットを使って夏には目的を達成します。ストローラーを押して成田までの行く方法も練習済みだもんね。すべて結果オーライです!