「宮城のおかし屋です、ワッフルいかがですか?」

会社の昼休みに突然現れた30歳くらいの日焼けした男性が、首から提げた番重に入ったワッフルを見せながら言いました。どう見ても怪しくて、なにかがウラにありそうな雰囲気です。

それでも、厳重になったセキュリティーをパスして建物内に入ってきたのだから、悪徳業者ではないだろうと思い、エールの気持ちで買いました。カスタード、バニラ、マンゴーの3種類で1個280円。高い!!!

食べ物だし、やっぱり出所がはっきりしないものは不安だったので、ラベルにある会社名(㈱VOSをググってみると、直に会社の情報を得ることはできませんでしたが、関東圏を中心に新潟、秋田でも目撃証言あり。更に、そこで働いていたという方の話を見つけました。

先代が和菓子屋として始めて、現在はワッフルなど洋菓子も作っています。販売店をもたず、震災前までは仙台市内の卸先店舗でワッフルは1個120円で売っていたそうです。手作りで、丁寧に作られたお菓子だそうです。震災後、このように飛び込みや路上販売をするようになると、一体どんな会社なのだという電話問合せが殺到したとか。移動費や人件費のために280円という価格設定になってしまうことも理解して欲しいと書いてありました。

いまいち腑に落ちないところもあるのですが、きっと頑張っている人なのだろうと信じて、1個280円のワッフルは家族のために頑張っている旦那さまに進呈しようと思います。毒見ではありませんよ。この行商さんから買った方々は、皆さん美味しかったと言ってましたから。

もう一回どこかで出会っても、もう買わないかもしれません。ごめんなさい。


旦那さまは私より病気がちです。

旦那さまは、お腹が弱いのですが、それ以外で体調が悪くなるのは食生活の乱れのせいだと思われます。

彼の好きなもの
①たまご → 一度に4,5個を使う。食べすぎ。コレステロール過多。
②トマト → GOOD
③ほうれん草 → GOOD
④じゃがいも → フライやマッシュポテトにしてしまうからカロリー過多。
⑤鶏肉 → GOOD 皮が嫌いなのでなおよし。
⑥ベーコン(カリカリに焼いたもの) → まあよし。
⑦チーズ → 使う量が多すぎるため×
☆お菓子(主にチョコレート、クッキー、チップス) → 量の調整ができる分には○ 心の栄養です。

この7種類の食材をあれこれ組み合わせれば、だいたい美味しく食べてくれます。サラダ風にしたり、ソースに野菜をたくさん使ったり、ベースはこれらの食材でも、なるべくバランスが取れた食事になるように気をつけています。

ただ、私が作るのは夕食だけ。自宅勤務の旦那さまは、私が家を空けている間、好きな時に好きなものを食べられる環境にあります。彼は、残り物はもちろん、作り置きしたものも手をつけません。私に気を使ってくれているのかもしれませんが、手が空いた時に作りたてが食べたいから夕食だけでいいと言います。

日本に来たばかりのころ、最初の数ヶ月は毎日マクドナルド(自分の知っている食べ物だから安心)、その後、友達に連れて行かれた「すき家」のチーズ牛丼が気に入って数ヶ月食べ続け、次に、近所の弁当やさんの「カルビ・とりから弁当」という1200カロリーもある恐ろしいものを食べ続けたそうです。当然の結果か、何度か病院に担ぎ込まれ、最終的には入院・手術。

野菜も嫌いではなくて、調理の仕方によってはたくさん食べてくれます。魚も少しずつ食べられるようになってきました。息子には、私と同じように幅広い種類の食べ物を楽しんで食べられる子になって欲しいと言います。自分の食の偏りを意識しているのに驚きました。そして、偏りがないほうがいいと思ってくれていることにも安心しました。息子は、今のところ、ごはんとみそ汁と根菜が好きです。旦那さまも、私が作るものを食べることによって、少しずつでも食の好みが変わっていってくれたら嬉しいです。

私個人的には、日本人は日本人と結婚するのがベストだと思っています。

日本は独自の文化を持っていますし、陸で隣国とつながっている国々と比べると、グローバル化した現代でも、島国独特の思想や慣習が強く残っていると思うからです。だからこそ、私は日本人として日本にいることがすごく心地良いし、日本で暮らしていくのであれば100%日本人であることが物事を容易にすると思います。

私の旦那さまは、日本の文化や日本人の細やかで配慮ある気質も大好きだと言います。でも、普段穏やかな旦那さまが日本人に対して明らかに嫌悪感をみせるのが、外国人を人間扱いできない人と遭遇したときです。公立の学校や幼稚園でも外国人教師による英語の授業が定期的に行われていて、英会話スクールは人気の習い事トップ3の常連。友達の親族くらいまでを含めれば、国際結婚をしている人に行き当たるような時代だと思います。それでも、外国人を「言葉の通じない動物」のように扱い、あからさまに失礼な言動をとる人が少なからず存在します。

私は、日本生まれ・育ちの純日本人だから、外国人を見ると無意識に反応してしまったり、「何語を話しているんだろう?」と口元を見てしまう気持ちはすごくよく分かります。外国人の血は緑色なんじゃないかと思ってしまう気持ちも、青い目で本当に見えるのだろうか?色が薄く見えるのでは?と疑問を抱く気持ちも分かります。その気持ちの中に偏見や差別はありません。単に無知なのです。

旦那さまとお付き合いをしていたころから、相手がアメリカ人だというと、無条件で「かっこいい。日本人とはもう付き合えないね」と言われました。言われた私は偏見の目で見られていると感じますが、言った相手はおそらく私が自慢したいのだろうと思って合わせてくれたか、あるいは嫉妬で嫌みを言ったか、どちらもあり得ます。

子供に関しても、ハーフだから可愛いと言われ、2カ国語が話せて得だと言われます。ハーフの子の親への嫉妬と無知が見え隠れします。そういったハーフだからという線引きこそが偏見で、その子が将来動物扱いされる可能性を感じさせます。ただ普通に他の子供と同じように扱ってくれる人はとても少ないです。

国際結婚という響き、ハーフという響きが要らない憶測をよんで、なんでもない言葉にも嫉妬や自慢を感じさせてしまいます。それが無知とあいまって、見方が偏る=偏見。

「アメリカ人と国際結婚して、ハーフの息子がいる」ではなく、「遠国の異人と結婚して混血の息子がいる」と言ったら自慢と嫉妬はなくなるかしら?

言いたいことが散乱していますが、結論、大好きな私の母国・日本が混血児を育てるのに適切な環境でないのが残念です。