登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッター代を支払っていたがお父さんは知らなかった。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

 

お義父さんは娘に、本音を話す。

 

小さい頃は、味方でいたいと思いながら

大切に育ててきたこと。

けれど今は、虚しいこと。

 

 

すると

 

 

 

藤木くんの奥さん(お義父さんの娘)

「・・・・・何よ、、

 

 私だって、、、、

 

 私だってずっと、、、

 虚しかった。

 

 

 

 

お義父さん

「・・・・・・・」

 

 

 

娘のいがいな発言に、

お義父さんは言葉に詰まり

お義母さんも、

驚いたような顔をして見ている。

 

 

 

 

藤木くんの奥さん

「私の味方でいたいって言うけど

 確かに私が

 やりたいって言ったことには

 反対もせずに、

 習い事とかもさせてくれたと思う。

 

 でも、、どうしてやりたいのか

 お義父さんから

 理由は聞かれなかった。」

 

 

 

 

お義父さん

「・・・・」

 

 

 

藤木くんの奥さん

「それにお母さんは、

 私がやりたいって言ったことは

 

 賛成とか反対の前にその中から

 これをやっておいた方が

 自慢できるからとか

 見栄えがするからとか

 そういう理由を言うのが嫌だった。」

 

 

 

お義母さん

「・・・・・・・」

 

 

 

藤木くんの奥さん

「でも大人になってくるとだんだん

 お母さんが言うことも

 そうかなって思うことが

 たくさんあって、

 

 やっぱりお金さえあったら

 好きなものが手に入るし

 友達とも遊べる。

 

 でも、、お母さんの言うようにしてたら

 いつの間にか私友達がいなかった!」

 

 

 

・・わかってたのか。

 

 

友達がいないこと。

出来ないこと。

 

 

そういうの、受け入れていたのか

気づかない神経の持ち主なのか

気にならないのかと思っていたが

 

そうでもなかった。

 

 

 

藤木くんの奥さん

「それでも、旦那に出会って

 私に好きなようにさせてくれて

 友達がいなくても

 旦那がいればいいかって思ってたら

 

 なんかだんだん私のこと

 見てくれなくて

 

 子供産んだら、子供は可愛いのかなって

 思ってたけど・・可愛いけど、、、」

 

 

 

自分のことを、誰も見てくれなくなった

とでも言いたいのだろうか。

 

 

 

 

 

お義父さん

「・・・・そうか、、じゃあ

 

 

 父さんの、せいなんだな。

 お前のその、金でもなんでも

 満たされない性分は。

 

 お前は、、、

 

 子供達のことについては

 なんの共感も同情も出来ないが

 

 ・・・父さんと母さんのせいで

 大切なものが何かわからないまま

 育ってきたんだな、、」

 

 

 

お義父さんは、何かでガツンと

頭を殴られたような

そんな気持ちになった。

 

 

よく考えてみたら、娘のこんな本音は

聞いたことなかった。

 

 

頼まれたら、受け入れていたことが

物分かりの良い父親だと思っていたし

確かにやりたいことの理由など

ちゃんと聞いてあげたことは

ないかもしれない。

 

 

そして母親がどうやって娘と

会話をしていたのかも。

 

 

 

なんでこんなことが

出来ていなかったんだろう。

 

わからなかったんだろう。

 

 

 

このモンスターを作り上げたのは

自分だったと

お義父さんは今やっと気づいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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末端冷え性の私。冬でも冷房の効いた部屋では

足元だけ温めたりするような体質です。

 

とはいえ、それだと温度調整の面で

周りに迷惑かけるので、こうしてホットマットがあると

自分の温めたい部分だけ温められてすごく便利です。ラブ