登場人物 (前職の会社の同期たち)
このお話の始まりはこちら。
パンダ…私。
藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。2人の子供がいる。
奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッター代を支払っていたがお父さんは知らなかった。
ZくんとYくん…同期の男子
Aちゃん…同期の女子
藤木くんは、奥さんに連絡をする。
前に
藤木くんから私にLINEが来た。
文章の、添削をして欲しいと。
・・添削って、、別に
なんか書面を送るわけじゃなし
ひとまず奥さんには今回のことで
言いたいことを言えばいいだけだから
直すところ、付け加えたいところ
なんて・・・
と思ったら、付け加えたいところ・・
だらけだった。
藤木くんって頭もいいし、
1つのことに対してはずば抜けて
恐ろしく天才的なところとかあるし
お金を稼ぐ才能もあるけど
やっぱり女性のことに関してとか
こういうちゃんとしたことは
どこかすっ飛んでいる。
しかし私も、ほっとけばいいのに
つい付け加えてしまうあたり
なんだかんだ、周りを巻き込むのは
上手い人でもある。
藤木くんが書いた文章はこちら
↓
「今回の件、財産分与の他に
整形の費用は出すよ。
でも、その件に関しては
弁護士を挟んで
誓約書を書いてもらう。」
この文章、どう思われます??
そもそも文章が短いし、
なんかこれじゃあ奥さんが
ラッキーみたいな印象にならないか?
私もAちゃんもただでさえ
不倫と育児放棄をした相手に
1000万円も払うことに
モヤモヤしているのに。
とか思ってしまって
私が直した文章はこちら
↓↓
「今回の件、財産分与の他に
整形費用は出すよ。
但しいくつか条件がある。
整形費用については当然
鼻の修正のために必要だった費用しか
負担はしない。
病院からは領収書を出してもらう。
あと、その病院には
カウンセリングの時から俺も行く。
カウンセラーがオペの内容や価格
決めていないか
ドクターのカウンセリングで
適正な内容が決まったか確認する。」
他の部位の整形をして
手書きの領収書に
1つにまとめて書いてもらうことなど
簡単だろうからね。
藤木くんLINE
「本来は俺が整形費用を出すなんて
意味がわからない。
だからこれ以上他のことで
請求されたくないから
弁護士を挟んで
誓約書を書いてもらう。
そしてもちろんそのあと、
慰謝料請求もする。
不倫をして、育児放棄したことの
けじめはちゃんとつけてくれ。
そこに合意できないなら、
もう裁判で戦うしかない。
僕はそれでいいと思っている。
この先 何ヶ月か何年か、
鼻の修正は後回しにしてもらって
この財産分与と慰謝料について
お互い大金をかけて
しばらく争うことにしよう。」
・・・・ほぼ全部、
私が書いた感じになってしまったな。
藤木くんLINE
「パンダ!俺の言いたいことが
全て詰まってるよ!!」
じゃあなんで元の文章が
あんなポンコ・・・あ。
それは今は言うまい。
私LINE
「藤木くん、次の奥さんを選ぶときは
藤木くんが
お金を持っていることなんて
ちっともわからない女子を選んでね。
あと、周りの意見を聞いてね」
最後に少し、嫌味を混ぜ合わせて
お返ししておいた。
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