登場人物 (前職の会社の同期たち)
このお話の始まりはこちら。
パンダ…私。
藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。2人の子供がいる。
奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッター代を支払っていたがお父さんは知らなかった。
ZくんとYくん…同期の男子
Aちゃん…同期の女子
お義父さんは
荷造りして自宅を出たあとすぐに
藤木くんに電話をした。
お義父さん電話
「あぁ、今娘に会ってきたよ。」
藤木くん
「わざわざお電話くださって
ありがとうございます。
それで・・・どうでしたか。」
お義父さん電話
「それがな、、、
自分の娘の顔が・・・
すごい違和感あってな。
鼻というか目と鼻の間が
少し太くなってて
鼻の先っぽはやたら高いんだ。」
藤井くん
「・・・・・目と鼻の間が・・?」
※こんな感じですよという
お写真をネットで拝借するにも
無料の画像でこれといったものがないのですが
映画 アバターに出てくる女性のお鼻を
想像してくださいませ。
お義父さん電話
「ちょっと曲がってもいるし・・
それでうちに入ったら娘と母さんが
かなり言い合いになってて
どうしてそんなことするんだって
母さんがえらく怒ってたよ。」
藤木くん電話
「そんなことになってたんですか・・
僕の想像以上に
よくない結果ですね。
それって
治してもらえるんですかね。
僕も詳しいことは分かりませんけど
切ったりするようなことなら
修復難しいんでは・・・」
お義父さん電話
「さぁ・・私も全然わからんが
紹介でやってもらったらしいからな
あとで知り合いだか病院には
連絡するらしいよ。」
藤木くん電話
「そうですか・・・」
一体あいつは、
どこに向かってるんだろうか、と
藤木くんは
同情する気持ちにもなれない。
お義父さん電話
「それはそうと娘は今後母さんと
一緒に住む気がないらしくてな
もし離婚したとしても
私のことは血が繋がってるんだから
養えないなんておかしい
って言われたよ。」
藤木くん電話
「・・へ・・・」
お義父さんの電話
「30過ぎた娘を、わたしはまだ
養う義務があるんだろうか。
せめてシングルマザーとして
1人で子供のこと必死で育てて
頑張ってるんだとしたら
いくらでも助けてやれたけど
家に帰ったら
鼻が高いだの曲がってるだので
親子喧嘩してるのを見て
もう、やるせなかったよ・・・」
藤木くん電話
「いやぁ、養う義務なんて
ないですよ。
だって彼女はこれから自分で
会社まで立ち上げる予定ですよ。
それはある程度、
自立のためかと思ってましたけど
…結局お義父さんか、僕からの
財産分与を当てにして
生きていくつもりなんですね・・・」
お義父さんの電話
「今日はもう、マスクをして
そんな話をする娘の顔を見ていたら
動悸がしてきてしまって・・・
つい家を出てきたんだが
母さんとだけじゃなくて娘とも
ちゃんと話し合う時間が
必要なんだろうか・・・
…話し合えるわけ、、ないか。
自分の娘のことなのに
もうさっぱりわからんよ。」
藤木くんはますます
あの女のことがわからないし
分かりたいと思うことは
これからもないと思ったが
ひとまずまた明日からの探偵の依頼は
続行することになった。
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