登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッター代を支払っていたがお父さんは知らなかった。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

お義母さん

「何よ!!私たちのこと

 捨てるんですか!!」

 

 

 

この言葉に、お義父さんの中の

何かがキレた。

 

 

 

お義父さん

「じゃあ母さんやあいつが、

 ここ数年わたしを、金以外のことで

 頼ってきたことあるか!?

 

 わたしと離婚したくないのは

 うちの母親の遺産が入るのを

 待ってるからか?」

 

 

 

 

えっ、そうなの?

 

 

 

 

奥さんの母

「何がですか!!」

 

 

 

 

お義父さん

「知ってるだろうが母さんは

 80代でもまだ介護も必要なくて

 頭もはっきりしてる!

 

 ついでに言うが、

 この間親族で集まって

 母さんを中心に遺産の話もした。」

 

 

 

 

奥さんの母

「えっ!!どうして私を

 呼んで下さらなかったんですか!!」

 

 

 

 

お義父さん

「離婚する予定の元嫁を

 どうして呼ばないといけないんだ。

 

 結婚していたとして

 相続するのは母さんじゃない。」

 

 

 

奥さんの母

「だから、私は離婚には

 同意してません!」

 

 

 

 

お義父さん

「・・・ちなみに知ってるかどうか

 わからないが

 

 遺産は共有財産じゃないから

 もし私が母さんの遺産を引き継いで

 その後離婚しても 

 財産分割にあたらないからな。」

 

 

 

奥さんの母

「・・・・」

 

 

 

明らかに、驚いた顔をした。

 

 

・・それももらえると

思っていたのだろうか。

 

 

それとも、これまで長い間

あまりお義母さんには

意見してこなかったお義父さんに

驚いているのだろうか。

 

 

お義父さんはこの別居生活の間

自分なりにちゃんと調べて

動いていたようだ。

 

 

 

お義父さん

「とにかく今日は、

 このまま話しても仕方ない。

 

 荷物、持っていくからな。」

 

 

 

 

 

 

 

お義父さんは

自分の部屋のタンスを開けて

持ってきたスーツケースに

洋服を詰めてゆく。

 

 

さすがに全て持っていくには

思っていたよりも量がある。

 

そう思っていると

 

 

 

奥さん

「お父さん。また出ていくの?

 本当に帰ってこないつもり?」

 

 

 

奥さんがマスクをして

鼻を隠した状態で話しかけてきた。

 

 

 

どうした?引き留めにきたのか?

 

 

 

 

お義母さん

「あぁ、もうお前も分かってただろう。

 母さんとこれ以上一緒に生活するのは

 難しいんだよ。

 

 勝手で申し訳ないが、

 お父さんもちゃんと

 自分の人生をやり直したい。

 

 母さんはまだ、

 納得してくれてないけどな。」

 

 

 

奥さん

「当たり前だよ。

 

 あんな歳でお父さんに捨てられたら

 この先どうやって

 生きていけばいいか

 わからないと思うよ。」

 

 

 

お義父さん

「でもそれはお前がいるから

 大丈夫だろう?

 

 子供が生まれてからずいぶん

 母さんに助けてもらったんだ。

 

 これからは二人で暮らして

 お前が支えていってやれ。」

 

 

 

すると

 

 

 

奥さん

「待ってよ。

 そんなの無理だよ!!

 

 私も、母さんとは

 暮らせないから!」 

 

 

 

 

なるほどね。

 

 

わざわざ部屋にまできて

父親に話しかけたのは

 

それが言いたかったのね。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

電池を使う場面はいろいろありますが

我が家はエコのために充電池を使っています。

 

電池を捨てると、ゴミになってしまうので

地球に優しい充電池、おすすめです飛び出すハート