登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッター代を支払っていたがお父さんは知らなかった。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

奥さんの母

「え?離婚?そんなもの 

 するわけないでしょうが。

 

 慰謝料、1億円くださるなら

 考えますけど。」

 

 

 

お義父さん

「…一億円・・ふっ・・」

 

 

 

なんかもう、笑いがこみ上げる。

 

 

 

 

奥さんの母

「なんで笑ってるんですか!」

 

 

 

 

お義父さん

「いや、笑うだろう。

 本気で言ってるのか?

 

 。。情けないし、呆れたよ。

 

 

 一億円、ちゃんと普通に働いて

 自分で稼いでみてから

 そういうことは口にしてくれ。

 

 まずは100万円、10万円からでもいい。

 

 

 わたしの失敗は、お前もあの子も

 ちゃんと働く大変さを知らずに

 生きてこさせてしまったことだ。」

 

 

 

 

奥さんの母

「なんですか!そうやって

 専業主婦を下に見るんですか?

 

 今の時代、そういう発言をしたら

 どうなるかご存知なんですか!?」

 

 

 

 

お義父さん

「何を言ってるんだ。

 

 どうやったら私が

 専業主婦を下に見た発言に

 聞こえるんだよ。

 

 それこそ母さんの方が

 ちゃんと専業主婦をしている人に

 失礼だと思わないか?

 

 もちろん離婚したら

 一般的な相場の金は

 母さんには支払うよ。

 

 そうまでしても、 

 わたしは離婚したい。

 

 でも、わたしのどこに

 1億円があるっていうんだ。」

 

 

 

 

奥さんの母

「だからっ、それくらい私は

 離婚する意思がないということです!」

 

 

 

お義父さん

「そうか。まぁそしたら

 あの子と好きに生きていけ。

 

 悪いがあの子にだって

 望むような金は入らんぞ。」

 

 

 

奥さんの母

「そんなわけないでしょう。

 

 藤木くんにはいくら

 資産があると思ってるんですか!」

 

 

 

お義父さん

「いくらだよ。母さん知ってるのか?」

 

 

 

奥さんの母

「・・知らないわよ。

 でも、あの人の会社

 結構利益出てるでしょ。

 

 儲けてないわけないんだから。」

 

 

 

お義父さんはため息をつく。

 

 

 

お義父さん

「あのなぁ、経営者って

 売り上げ全てが

 自分の金じゃないんだぞ。

 

 きっと、、いや、、

 こんな経営の話したって 

 母さんにはわからないだろうが

 

 その前にあの子がしてきたこと

 整形であんなに叱るなら

 家族や子供たちに対してしてきたこと

 そっちを言えばいいだろう。

 

 …これから母娘で

 生きていかなきゃいけないんだからな。」

 

 

 

 

お義父さんがため息をつくと

お義母さんが真っ赤な顔をして

叫び始めた。

 

 

お義母さん

「何よ!!私たちのこと

 捨てるんですか!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

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