登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッター代を支払っていたがお父さんは知らなかった。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

調停の申し立てがあった日

藤木くんは奥さんに

連絡してしまいそうになったが

弁護士の友人から

 

「今はなんでも証拠になってしまうから

 自分からは余計なことを

 しない方がいい」

 

 

と言われてしまった。

 

 

 

しかしその夜

 

 

 

奥さんLINE

「今日の子供たちの様子はどう?

 たまには動画で送ってもらいたい。

 恋しいよ。会いたい。」

 

 

 

 

そんなLINEが届いた。

 

 

 

これまでこんな連絡

してこなかったくせに・・・

こんなの・・・これから先の調停を

有利にさせたいだけじゃないか。

 

 

 

 

藤木くんLINE

「今日、弁護士さんから連絡きたよ。

 申し立てをしたいなら

 嘘を書くのはやめてくれ。」

 

 

 

 

奥さんLINE

「何が嘘なの?本当のことよ。

 

 それよりあなたに子供と引き離されて

 本当に毎日、夜も眠れなくて

 頭がおかしくなりそう。

 

 会いたい・会いたい・会いたい」

 

 

 

 

 

藤木くん

「・・・・・・・」

 

 

 

 

藤木くんはそのまま

友人にLINEをした

 

 

 

 

藤木くんLINE

「耐えられなくて

 1度返信しちゃったよ・・・・

 

 でもそしたらあいつから

 こんなLINEが来て・・

 

 やりとりするなって

 こういうことか・・・

 ごめん、次からはちゃんと

 助言聞くから・・・」

 

 

 

 

弁護士友人ライン

「いや、気持ちはわかるんだよ。

 

 直接連絡取るなと言っても

 とってしまう依頼者って

 かなり多いから。

 

 腹が立つっていう感情もあるし

 好きっていう気持ちではなくて

 なんか言ってやりたいとか

 どう思ってるのか

 問いただしたいとか

 そういう感情もあると思う。

 

 だけど、、こういうのは

 感情的になったもん負けというか

 冷静にやるしかないんだ。

 

 悔しいとは思うけど。

 

 とにかくあっちの弁護士には

 直接連絡しなこないで下さいって

 言っておくから。」

 

 

 

 

藤木くんLINE

「わかった・・・」

 

 

 

 

 

 

 

翌日、藤木くんは

お義父さんに電話をした。

 

 

 

藤木くん電話

「こんなことお願いするのは

 本当に心苦しいんですが・・

 

 もし可能でしたら

 数日だけ家に帰っていただいて

 彼女の行動パターンを

 教えてもらえないでしょうか・・・」

 

 

 

いくらお義父さんでも

やはり娘のこと。

 

協力してくれない可能性も

もしかしたら本人に

気を付けろと伝えてしまう可能性も

過ぎったりはした。

 

 

 

しかし

 

 

 

お義父さん電話

「わかった。私もまだ

 母さんとは話さないと、、

 って思ってたところだから

 家に帰る理由はあるよ。

 

 私がお役に立てるかどうか

 わからないけど、、、」

 

 

 

 

藤木くん電話

「ありがとうございます。

 

 お父さんも、、、話し合い

 順調に行くといいですね・・」

 

 

 

 

 

 

それからお義父さんは

明日一旦家に戻ると

お義母さんに電話をかけて

 

その時に娘はいるのかと

聞いてくれたらしい。

 

 

すると、お昼頃には出かけるから

話したいなら朝戻ってきてと

言われたそうだ。

 

 

 

なるほど、お昼には出かけるのか。

 

 

 

藤木くんは早速

探偵に依頼をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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