登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッター代を支払っていたがお父さんは知らなかった。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

藤木くんはしばらく

このまま奥さんと別居を続けて

ほとぼりが覚めたら

数年間の別居の事実をもとに

離婚に進む感じでもいいかと

思い始めていた。

 

 

 

もちろん、探偵は時々つける。

 

 

 

 

そんなことを考えていた時

 

 

 

弁護士を通じて奥さんの方から

調停の申し立てをしたいと

連絡があった。

 

 

 

藤木くんは不審に思ったが、

そこには

・親権・面会交流

・養育費・財産分与

・慰謝料

などについても、申し立てがあり

 

 

さらになんと

 

 

・夫婦関係が破綻していた

・精神的DVを受けており

 耐えられなかった

 

 

という大嘘が盛り込まれていた。

 

 

 

 

 

藤木くん

「なんで?不倫した嫁の方から

 調停の申し立てなんて出来るの?

 確か出来ないんじゃなかった?」

 

 

 

 

弁護士友人

「いや、だから奥さんは最後に

 夫婦関係の破綻と精神的DV

 という大嘘を入れたんだな。

 

 これなら不倫した側も

 離婚請求できる。」

 

 

 

 

藤木くん

「夫婦関係の破綻は

 まぁ確かにそうだけど

 そんなこと、あいつが原因での

 夫婦関係の破綻でも

 こんな目に遭わされるのか?」

 

 

 

 

弁護士友人

「はぁ・・・本当に藤木

 やばい奥さんと結婚したな・・・

 

 やったという証拠はないが

 やってないという証拠がないのも

 難しいところなんだよ。

 

 はぁ、、今の日本は母親側に

 親権がいきがちだから

 こっから慎重にやらないとな。

 

 それにしたってこんなこと

 自分で思いついてやってるとは思えない。

 その弁護士の入れ知恵か、

 違うやつか・・・」

 

 

 

 

藤木くん 

「どっちにしたって、

 こんなこと許せない。

 

 でもこうなったら

 離婚はしたい。」

 

 

 

 

弁護士友人

「だから、それも狙いだろうな。

 

 藤木が離婚してくれるっていうなら

 もう精神的DVとかそういうのは

 金で折り合いつけるって

 言いたいんじゃないか。」

 

 

 

 

藤木くん

「これじゃあ、話し合いで

 なんとか出来るわけないな。

 

 とにかくもう、、

 考えてる場合じゃないってことは

 よくわかった。

 

 毎日探偵つけて、ちょっとしたことも

 証拠として集めていかないと・・」

 

 

 

まぁそんなこと、

藤木くんにお金があるから

出来ることだろうけど

 

お金がなければ奥さんに

1億くれなんて

言われることもなかっただろうし

お金って、あってもなくても

使う相手を間違えたら

不幸せなんだな、と思う。

 

 

 

 

藤木くん

「まずはこの間

 あいつにブランドの靴を買って

 寿司屋に行った男と

 

 あいつの起業について

 誰が入れ知恵してるのか

 調べてみるよ。」

 

 

 

なんだかどんどん

泥沼化していく予感。

 

 

 

この番外編、

こんなに続けるつもりじゃあ

なかったのに(ぼそっ)