登場人物 (前職の会社の同期たち)
このお話の始まりはこちら。
パンダ…私。
藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。
現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。
2人の子供がいる。
奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執
着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッタ
ー代を支払っていたがお父さんは知らなかった。
ZくんとYくん…同期の男子
Aちゃん…同期の女子
探偵の尾行でわかったのは
高級ブランド店で20万円もする
靴を買ってもらっていた奥さん。
ちなみにその月に、奥さんの
誕生日があったわけじゃない。
なんで奥さんはこんなに
お金がある男性とばかり
出会えているのだろうか。
結局思うのだけど、遊ぶ女も悪いが
こうして、こういう女が
好きな男だっているわけだ。
ボルボくんだって、藤木くんだって
出会った時彼らは独身だったわけで
この手の男性は
ちょっと自分のことを
振り回してくれるくらいの方が
好きなのだろうか。
探偵LINE
「靴を買った後は、また違う
ブランドのお店に入りました。
今度は男の洋服を
一緒に選んでいる様子です。」
フゥン。
それからショッピングは
1時間近く続いて
探偵LINE
「今度はまた車に乗り込んで
移動になりました。」
それからなんと、その後の行き先は
奥さんの実家の側。
つまり、奥さんは家に帰ったのだ。
ただお寿司を食べて
高い靴を買ってもらったり
ショッピングをしただけで
(だけってこともないけど)
相手の家やホテルに行くなどの
決定的な証拠は取れなかった。
藤木くん
(なんだ・・・?
ただ食事と買い物だけって
どういう関係なんだ?)
高級なものを買ってもらうような
間柄がわかっても
これじゃあ裁判での
証拠にはならない。
しかもその日の尾行からなぜか
奥さんLINE
(今日、二人ともどうしてる?
風邪とかひいてない?
ひと目でいいから会いたいです。)
突然子供のことを心配するLINEが
入ってくるようになった。
弁護士友人
「そんなLINEが来るってことは
奥さんも、弁護士をつけた
ってことなんじゃないか?
子供のことを尋ねるのも
きっと弁護士の入れ知恵だよ。
あの奥さんのこと引き受けるなんて
相当変わった弁護士か
奥さんが色々隠して依頼したか
どっちかだろうけどさ。」
藤木くん
「やっぱりそういうことだよな。
今更そんなことしても
意味ないのに、、、
っていうか今日のそいつが
弁護士だっていう可能性ない?」
弁護士友人
「いや、さすがに
その可能性は低いだろうよ。
だってそれこそ
二人でいるところなんか撮られたら
その弁護士だってまずいだろう?」
藤木くん
「まぁ、そりゃあそうか・・・
でもなぁ・・」
弁護士友人
「もしそうならむしろ
こっちは有利だけどな。
もしまた会うようなら
それこそそいつの素性を
調べてもらう必要がありそうだけどな。」
藤木くん
「そうだね。」
弁護士友人
「でもさ、その探偵のことだけど
もう次の週まで1週間
依頼しないってことなら
奥さんが今この時も
どんなふうに過ごしてるか
わからないままなんだよな。」
藤木くん
「そうだけど、毎日朝からずっと
外に張り込んでもらうって
さすがにね・・
家を出ない日だってあるだろうし。」
弁護士友人
「確かにそうだけどさ、
あー、後もう少しだけお義父さんに
家に居てもらって
色々見張ってて貰えばよかったな」
藤木くん
「まぁ、そうだね。
今更そんなこと頼むのは
申し訳ないし・・・」
そんなことをぐだぐだ話していたら
その日の夜、Aちゃんから
グループLINEが入ってきた。
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