登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。

     現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。

     2人の子供がいる。

奥さん …ボルボに乗った彼氏と不倫していた。とにかくお金に執

     着があり、夫のお金を散財する。母親には高額なシッタ

     ー代を支払っていたがお父さんは知らなかった。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

奥さんとBMW男は

二人で寿司屋に入ったと

探偵から連絡のあった藤木くん。

 

 

同時に

その寿司屋の情報も送られてきて

やはり奥さんは

お金がある人が好きなのだと

改めて気づく。

 

 

元々裕福な家庭の生まれで

奥さんも普通に働いていれば

一般的なOLさんの年収よりも

稼ぎはあった方だが

それにしても、浪費家だった。

 

 

 

 

探偵さんLINE

「この寿司屋ですが、

 完全予約制みたいで

 今電話をしましたが、1ヶ月先まで

 予約が取れないようでした。

 

 ということは少なくとも

 二人の出会いは、

 1ヶ月以上前ということになりますね。

 

 中に入れなくて残念です。

 引き続き、出てくるまで

 待っていようと思います。」

 

 

 

 

中での会話が聞けないのは

非常に残念だ。

 

男が車で来ているなら

飲んだりすることもないだろうし

このまま食事して

ホテルにでも行くのだろうか。

 

 

 

ひとまず最低でも1時間は

出てくることはないだろうと

藤木くんはしばらく仕事に集中した。

 

 

 

 

 

 

それから、1時間半後。

 

 

 

 

 

探偵さんLINE

「今二人が、寿司屋を出ました。

 

 すぐに車に乗ると思ったんですが

 それから歩いて

 メインストリートの方に出ました。

 もしかしたら、

 買い物でもするのかもしれません。

 

 どこかのお店に入ったら

 またご連絡します。」

 

 

 

 

藤木くんLINE

「わかりました。

 よろしくお願いします。」

 

 

 

 

それから15分後。

 

 

 

 

探偵さんLINE

「どうやら今、

 コスメが並ぶお店に入ってまして

 あまり広くないので

 中には一緒に入っていません。

 

 一緒に選んでいるようです。」

 

 

 

 

というLINEが入り

 

 

 

さらに20分後

 

 

 

探偵さんLINE

「ブランドのお店に入りました。」

 

 

 

藤木くん

(何か買ってもらうつもりなのか・・

 

 ブランドを買ってもらうなんて

 つまりそういう間柄・・・

 

 一体どこで、

 どうやって出会ったんだろう。)

 

 

 

 

男といることより

出会い方の方が気になってきた。

 

 

 

 

藤木くん

(親権が取りたいなんて言いながら

 そんなつもり、

 全くないじゃないか。)

 

 

 

 

本当に腹立たしい。

 

その店が近ければ、近くまで行って

ばったり鉢合わせでも

してみたかった、とさえ思っていた。

 

 

 

 

探偵さんからは

それから30分連絡がない。

 

 

もしかしたら

ブランドのお店に入って

接近出来ているのだろうか。

 

 

 

 

さらに15分後。

 

 

 

 

 

探偵さんLINE

「ご連絡遅くなりました。

 

 あれから

 違うブランドショップに入り

 いくつかは近くで

 会話を聞くことができました。

 

 奥さんは

 そのブランドの靴が欲しかったらしく

 何足も持ってきてもらって

 履き替えてましたが

 その近くで終始その男性が

 似合う似合うと誉めてました。」

 

 

 

 

藤木くんLINE

「それで結局

 その靴は買ったんですか。」

 

 

 

探偵さんLINE

「買ってました。支払い金額は

 20万円弱ですね。」

 

 

 

 

20万円の靴を買ってくれる男。

 

 

一体何者なんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー