登場人物 (前職の会社の同期たち)

 

このお話の始まりはこちら。

前の職場の同僚が、調停中だった①

 

パンダ…私。

藤木くん…20代で独立して、すぐにその事業で成功する。

     現在も仕事はとても順調。現在奥さんと離婚調停中。

     2人の子供がいる。

ZくんとYくん…同期の男子

Aちゃん…同期の女子

 

 

 

藤木くんLINE

「あいつが育てたら子供たちが

 本当に可愛そうだから・・・」

 

 

 

 

これから養育費と、

親権で争うという藤木くん。

 

 

 

 

私LINE

「でも、、私も詳しくはわからないけど

 

 男性が親権とるって

 奥さんが不貞をしてるとか、

 この先も働くつもりがないとか

 そういう理由がない限りは

 相当難しいんでは・・・」

 

 

 

AちゃんLINE

「そうだよね。モラハラって

 どんな感じのものなの?

 

 いわゆる立証ができないと

 すごく難しいんでは・・・」

 

 

 

 

藤木くんLINE

「難しいと思う、、でも、、」

 

 

 

 

 

 

 

場面は、藤木くんと

奥さんの自宅に切り替わる。

 

 

ある日の朝。

 

 

 

 

奥さん

「ねぇ、仕事に行く前に

 おむつの1つくらい

 変えてくれない?」

 

 

 

藤木くん

「わかった。」

 

 

 

朝からイライラしている奥さんに

黙って従う藤木くん。

 

 

ちなみに現在、

1歳と2歳の子供がおり

まだ2人とも保育園に預けていないが

 

自宅にはしょっちゅう

奥さんのお母さんが手伝いに来ていて

掃除や、ご飯の作り置きは

ほとんどお母さんがしているらしく

 

そのほかに週に3回・4回、

ベビーシッターさんが来ている。

 

最初は週に1回くらいだったが

どんどんその頻度も

1日の利用時間も増えている。

 

 

 

夜になれば、

藤木くんも帰っているので

奥さんが子供を1人で見てるのは

朝の時間のみのことが多い。

 

 

 

しかし常に、イライラしている奥さん。

 

 

 

その時

 

 

 

お姉ちゃん2歳

「ウェーン。」

 

 

 

振り向くと、上のお姉ちゃんが

牛乳をこぼして泣いていた。

 

 

 

奥さん

「ちょっと!何してんのよ!!

 そんな食べ方したら

 こぼすに決まってるでしょ!!

 

 バカじゃないの?!

 

 ったく周り全然見ないから

 ほんっとむかつく!!」

 

 

 

藤木くん

「いや、、牛乳こぼしたくらいで

 バカとかむかつくとか

 そういう言葉を使うなよ。

 

 子供が真似したらどうするんだよ。」

 

 

 

奥さん

「まだ2歳なんだから

 そんなのわかんないわよ。

 

 あなたこれから仕事でしょ?

 仕事しかしてないくせに

 子育てのこと口出さないでよ。」

 

 

 

 

藤木くん

「・・・・」

 

 

 

 

その仕事のおかげで、

シッターを雇えているんだが。

 

 

とは言えない。

 

 

仕事の前にこんなことで

それに子供の前で争いたくない。

 

 

 

藤木くんは黙って、タオルを持ってきて

こぼした牛乳を拭こうとした。

 

 

 

奥さん

「ちょっと、あなたはおむつ替えてって

 私言ったわよね。

 

 余計なことして、

 イライラさせないでくれる?

 

 ったくお姉ちゃんも

 いつまで泣いてるわけ?

 こぼしたの自分でしょ?」

 

 

 

 

お姉ちゃん2歳

「ウエーん、パパー。」

 

 

 

藤木くん

「大丈夫だよ。こぼすくらい。

 パパが牛乳入れ直してあげるから

 ね。新しいの飲もうね。」

 

 

 

 

奥さん

「いいわよね、あなたは。

 そうやって子供たちに

 いい顔ばっかり出来て。

 

 だから2人とも

 あなたの方に懐くのよ。

 

 子育てって毎日笑顔でばっかり

 やってられないんだから。」

 

 

 

 

後半の2行は、共感できるが

 

たった1つのエピソードだけで

この奥さんに対しては、

全く共感ができない。

 

 

もちろん藤木くん側からしか

聞いていない話なので

奥さんのイライラが募った理由は

もっと他にあるかもしれないけれど。

 

 

 

とにかく奥さんのエピソードは

聞けば聞くほど、こっちが

しんどくなるようなことばかりだった。

 

 

 

 

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