このブログは私の親友ミキの結婚から

別居に至るまでを書いています。

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隣の芝生①最新のあらすじ。

 

しかし現在は記事がリアルに追いついたため

最近あった隣の芝生話をパート2として書いています。

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隣の芝生②のあらすじ

 

※登場人物の職業や年齢、名前、私との関係性は、

身バレ防止のため実際とは異なる部分も多いですが

本人の了承を得て書いています。

 

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部長の発言の後、

突然泣き出した小田。

 

 

そんな小田の姿を見ていた

武田さんの心の中は正直

 

 

「なぜお前が

  泣いている。」

 

 

だったそうだ。

 

 

だって泣きたいのはこっち。

 

 

そもそも小田の嘘がなければ

浮気がなければ

女たちは傷ついていない。

 

こんなことにもならなかった。

 

 

それなのに、

自業自得での解雇を言い渡され

号泣する始末。

 

 

 

部長

「小田くん…その涙の意味は

 わたしは聞かないよ。

 

 どんな理由であれ

 それを今言葉で聞いても

 わたしには響かないからだ。」

 

 

 

小田さん

「部長・・お願いです。

 

 これからのわたしを、

 見て頂きたいです!!

 

 この会社で

 見て頂きたいです!」

 

 

 

部長

「どうしてここで

 わたしが君のこれからを

 見ないといけないんだ。

 

 甘えるんじゃない。

 

 自分の都合ばかり

 考えるんじゃない。

 

 今回のことで被害にあったのは

 私じゃなくて、 

 女性たちだ。

 

 小田くんが懺悔すべきは

 行動に移して

 誠意を見せるべきは

 私じゃない。」

 

 

 

小田さん

「……部長……

 

 

 わかりました……」

 

 

 

部長

「武田くん、出よう。」

 

 

 

部長に促され

武田さんは無意識に小田の顔を見た

 

 

しかし、目は合わなかった。

 

そこには

正座したままうな垂れた

かつては大好きだった男がいた。

 

 

 

部長

「小田くん、あと一つ。」

 

 

出口で一瞬部長が立ち止まり

小田に声をかけた。

 

 

 

小田さん

「はいっ。」

 

 

 

部長

「ないとは思うが

 今後武田くんに連絡をしたり

 付きまとったりしないでくれよ。

 

 もし1度でも連絡したら

 …その時は、

 誓約書か何かに

 サインしてもらうことにするが。」

 

 

小田さん

「…はい…わかりました。

 

 もう…連絡いたしません。

 

 

 武田さん、

 

 ・・本当にこれまで…

 申し訳ありませんでした…」

 

 

 

武田さん

「はい……

 

 

 お元気で…」

 

 

 

さすがにこの時ばかりは

武田さんも

無感情ではいられなかった。

 

 

これで終わったんだ…

 

 

それが安堵感なのか

悲しみなのか

怒りなのか

よくわからないけれど

わけもなく

涙が出そうな感情が押し寄せた。

 

 

 

この二日後

 

小田はついに

辞表を出した。

 

 

 

 

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