このブログは私の親友ミキの結婚から

別居に至るまでを書いています。

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隣の芝生①最新のあらすじ。

 

しかし現在は記事がリアルに追いついたため

ミキの話題の進捗がない日は

最近あった隣の芝生話を書いています。

↓ ↓ ↓

隣の芝生②最新のあらすじ。

 

※登場人物の職業や年齢、名前、私との関係性は、

身バレ防止のため実際とは異なる部分も多いですが

本人の了承を得て書いています。

 

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俯いていた佐久間さんが

少し困ったような表情で

ゆっくりと顔をあげる。

 

 

佐久間さん

「そのお話し…

 小田さんは、

 なんておっしゃってるんですか?」

 

 

部長

「どうして小田くんの意見が

 気になるんだ?」

 

 

佐久間さん

「だってそれは…」

 

 

佐久間さんが、

また黙り込む。

 

 

部長

「君は小田くんが

 既婚者だって知っているだろう?

 それなのにどうして

 付き合ってるんだ?

 好きだからか?」

 

 

佐久間さん

「…それは…

 

 はい、そうですね。

 私は遊びではありません。

 

 小田さんも、

 遊びではなかったと思います。」

 

 

部長

「小田の方も君に

 本気だったと?」

 

 

認めたら、すっきりしてしまったのか

開き直ったような、

吹っ切れたような顔で

佐久間さんは部長を見た。

 

それからは

聞いてもないのに彼女の方から

ぺらぺらと話し始めた。

 

 

佐久間さん

「はい。

 

 小田さんは、

 義母が一緒に同居している手前

 なかなか別れられないと言ってましたが

 子供もいないし

 別れることは簡単だと。

 

 だから私も

 あまり多くは会えない中で

 信じて待っているつもりです。

 

 だから奥さんに恨まれても

 困るっていうか

 なんていうか…」

 

 

部長

「……それは小田が、

 君に結婚の申し込みでもしたのか?」

 

 

佐久間さん

「そんな具体的には…

 

 ありませんけど、

 そりゃあいつかは…」

 

 

部長

「…そうか…」

 

 

部長は悲しげに

小さくため息をついた。

 

 

部長

「君には言いにくいが

 小田は奥さんとの

 子供を望んでいるぞ。」

 

 

佐久間さん

「え…」

 

 

部長

「あと小田には

 もう一人付き合っている女性がいる。

 

 それでも小田は

 奥さんとは別れないつもりらしいが。」

 

 

佐久間さん

「え…そんな…

 

 そんな…まさか…」

 

 

佐久間さんの体が

わかりやすく硬直していた。

 

 

部長

「あいつはどこまで

 女性を傷つけるんだろうな…」

 

 

部長が唇をかんだ。

 

 

 

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