このブログは私の親友ミキの結婚から

別居に至るまでを書いています。

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隣の芝生①最新のあらすじ。

 

しかし現在は記事がリアルに追いついたため

ミキの話題の進捗がない日は

最近あった隣の芝生話を書いています。

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隣の芝生②のあらすじ。

 

※登場人物の職業や年齢、名前、私との関係性は、

身バレ防止のため実際とは異なる部分も多いですが

本人の了承を得て書いています。

 

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宇宙人から交信があった翌日。

 

 

あ、小田からLINEがあった翌日。

 

 

会社で事務作業をしている武田さんの横に

部長がやってきた。

 

 

ちなみにこの時、

季節は5月のGW明け。

世の中少しずつ

自粛規制が緩和されてきたところだった。

 

元々武田さん達の職種は

毎日リモートでというわけにもいかず

週に2・3日は出勤だったが

この出勤の仕方が

会社にはまだ

妊娠を知らせることのできない

武田さんには、

少し楽だった。

 

妊娠7週目。

 

少し胃のあたりに

違和感みたいなものを感じながらも

つわりらしいつわりは

まだ感じていなかった。

 

 

部長

「武田くん、体調はどうだ?」

 

 

武田さん

「時々胸や胃が 

 ムカムカする感じはありますが

 思ったより

 体調の変化は少ないです。」

 

 

そう答えながら

そういえば小田さんからはまだ

こんな風に体調の変化について

質問されたことないなと思った。

 

 

部長

「そうか、それなら少し安心したけど、

 なんかあったらすぐに

 声かけてくれよ。

 

 あとは…この二日間

 小田からの連絡はあったか?」

 

 

武田さん

「ありました…

 ありましたけど、

 その内容が…」

 

 

武田さんは、

奥さんも交えて話し合った日のLINEから

昨夜のLINEまで

部長に全て見せた。

 

 

部長

「なんだよこれは…」

 

 

部長の表情には

静かに怒りがあらわれていた。

 

 

武田さん

「この先、まずは親に話すべきか

 もう少し自分で結論をじっくり考えるか

 悩んでいます。

 

 じっくりと言っても

 時間があるわけではないのですが…」

 

 

部長

「実はな、武田くん

 昨夜小田くんの奥さんから

 僕のもとに電話があったんだよ。」

 

 

武田さん

「え……」

 

 

部長

「電話を切ったのが深夜だったから

 妊娠中の君に連絡するには

 遅い時間だなと思って

 昨日はあえて連絡しなかったんだが

 今日、このあとランチの時間か

 仕事終わりに、時間取れるか?

 

 出来ればちゃんと伝えたいから

 夕方の方が助かるけど

 体調面で不安なら

 お昼でもいいんだ。」

 

 

部長の言葉の中にはいつも

気遣いが散りばめられていた。

 

 

武田さん

「いえ、勿論夕方時間あります!

 お願いします。」

 

 

部長

「そうか、それなら仕事中に

 こんな半端な伝え方して

 申し訳ないが、体はムリせず

 夕方まではしっかり

 仕事に集中してくれるか?」

 

 

武田さん

「もちろんです。」

 

 

武田さんはなるべく

余計なことを考えないよう

夕方まで

仕事に集中した。

 

 

 

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