このブログは私の親友ミキの結婚から

別居に至るまでを書いています。

↓ ↓ ↓

隣の芝生①最新のあらすじ。

 

しかし現在は記事がリアルに追いついたため

ミキの話題の進捗がない日は

最近あった隣の芝生話を書いています。

↓ ↓ ↓

隣の芝生②のあらすじ。

 

※登場人物の職業や年齢、名前、私との関係性は、

身バレ防止のため実際とは異なる部分も多いですが

本人の了承を得て書いています。

 

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ずっと相槌を打ちながら

私の話を聞き続けていた武田さん。

 

途中から電話越しに

武田さんの嗚咽が混じった
泣き声が聞こえていて
 
もうすでに、
十分傷ついている武田さんに
こんな話をするのは辛かった。
 
 
言いながら、
一体私はどの立場から
そんなことを言えるんだろう。
とも思ったりした。
 
 
けれど少なくとも武田さんは今
私を頼って、
私の意見を求めてくれた。
 
もうすでに、
全員が幸せになる結末なんて
ありえないのだけど
 
 
それでも小田にだけは
どうかそんな男にだけは
すがるような女にならないで欲しい
 
これから先の人生を
自分の力で強く生きてほしい。
 
心から切にそう願っていた。
 
 
武田さん
「パンダさん、ごめんなさい。
 ごめんなさい。」
 
 
武田さんの声はずっと涙声で
時々しゃくり上げるので
聞き取れない部分もあった。
 
 
 
武田さん
「私は…う…本当に弱いですね。
 
 結局これまで自分で何も
 決めることが出来ていませんでした。
 
 パンダさんに
 うぅ‥言われてわかりました。
 
 確かに私は『母』ではなく
 『女』の選択をしてしまっていました。
 
 恥ずかしくて、うぅぅ…悔しいです。
 
 小田さんが既婚者とわかってから
 自分が1番かわいそうって
 
 う…ずっと
 思ってたんだと思います。
 
 騙されたのは私なのに… 
 なんでこんなに私が
 辛い目に…うぅ…
 
 合わなければいけないのかって。」
 
 
 
 
武田さんの痛みが
これでもかというほど伝わってくる。
 
 
 
 
「そう思うのは、
 当たり前ですよ。
 
 だってそこは本当に
 小田の最低な部分ですから。」
 
 
 
 
 
武田さん
「でも私…うぅ
 
 強くなりたいんです。
 
 ちゃんと考えます。
 
 うぅぅ・・・小田さんとはもう、
 二人きりでは会いません。
 
 今後のことをどうするべきか
 自分できちんと考えます。
 
 どんな結論になっても
 今この瞬間の私は……うぅ…
 母親であることに
 
 …う…変わりがないんですよね。」
 
 
 
 
武田さんはまだ
泣き止んではいなかったけれど
 
その声は確実に強かった。
 
 
 
 
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