このブログは私の親友ミキの結婚から

別居に至るまでを書いています。

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隣の芝生①最新のあらすじ。

 

しかし現在は記事がリアルに追いついたため

ミキの話題の進捗がない日は

最近あった隣の芝生話を書いています。

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隣の芝生②のあらすじ。

 

※登場人物の職業や年齢、名前、私との関係性は、

身バレ防止のため実際とは異なる部分も多いですが

本人の了承を得て書いています。

 

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小田さん

「2人を傷つけて…すまない…」

 

 

小田さんの力のない謝罪を聞いて

奥さんは顔を上げて涙を拭った。

 

そして隣に座る小田さんのことを

見ることもなく、こう言った。

 

 

小田さんの妻

「すまないって…

 そんな言葉だけで

   済まされると思ってる?

 

 そもそもこういうことがなければ

 あなたはずっと

 彼女との関係を続けていたのよね。」

 

 

小田さん

「それは…」

 

 

小田さんの妻

「それって、その先のこととか

 結末を考えての行動だった?

 

 今あなたは

 私と別れるつもりはなかったって

 そう言ったけど

 それなのに私以外の女性と付き合うって

 どういう神経なの?

 

 そのまま付き合い続けたとして

 武田さんの将来は

 どうするつもりだった?」

 

 

小田さん

「そんなに一気に質問されても…」

 

 

その時

 

 

部長

「おい、小田。」

 

 

それまで

ほとんど言葉を発さなかった部長が

小田さんを呼び捨てにして

声を荒らげた。

 

普段穏やかな

部長の見たことのない表情に

小田さんだけではなく

武田さんも驚いた。

 

 

部長

「ふざけてるのか?

 今目の前で、女性が2人が

 お前のしたことでこんなに

 泣いて、苦しんでるんだぞ。

 

 もしかしてお前は今

 責められていると思ってるのか?

 自分が被害者だと思ってるのか?」

 

 

小田さん

「いえ、決してそういうわけでは…」

 

 

部長

「じゃあさっきから

 その返事はなんだよ。

 

 もうずっと

 がっかりさせられっぱなしだよ。

 

 確かに君に決定権はないと思う。

 

 でも今の小田を見ていると

 もし今日こうして全員で会わなければ

 きっとそれぞれ奥さんと武田さんに

 調子のいいことばっかり言って

 取り繕うとしてたんだろうなって

 想像できるよ。

 

 どっちにしたってそんなの

 その場しのぎに過ぎない。

 

 武田さんはお前が来る前に

 会社を辞めるとまで言ったんだぞ。

 

 奥さんは、一生添い遂げると誓った

 お前のことでこれから先 

 大きな傷を背負ったまま生きていくんだぞ。

 

 どれだけ人の人生を狂わせるんだ?

 これからも狂わせ続けるのか?」

 

 

小田さん

「そういうわけでは…

 

 部長…僕はどうしたら…」

 

 

情けなくて、

出ていた涙がまた止まった。

 

 

どうしてこの人は

大事なことを

人にばかり聞いているのだろう。

 

どうしてこんな人を

好きになってしまったんだろう。

 

どうしてこんな人の子供を

身ごもってしまったんだろう。

 

 

武田さんは

出会いそのものを悔いた。

 

 

 

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