このブログは私の親友ミキの結婚から

別居に至るまでを書いています。

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隣の芝生①最新のあらすじ。

 

しかし現在は記事がリアルに追いついたため

ミキの話題の進捗がない日は

最近あった隣の芝生話を書いています。

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隣の芝生②のあらすじ。

 

※登場人物の職業や年齢、名前、私との関係性は、

身バレ防止のため実際とは異なる部分も多いですが

本人の了承を得て書いています。

 

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こんな時に、

人の体調の心配なんてしなくてもいい。

しかも不倫相手だ。

 

それなのに小田さんの奥さんは

自分が一番しんどい中で

責める言葉ひとつなく、

ただ現実を見ようとしてくれている。

 

 

赤ちゃんは、

こういう人のお腹に宿るべきだ。

私じゃない。

 

武田さんはいろんな思いから

涙が止まらなかった。

 

 

武田さん

「すみません。

 泣いている場合ではないですよね。

 

 体調は大丈夫です。

 すみません、本当に…」

 

 

小田さんの妻

「いえ、泣きたくもなりますよ…

 

 それで、小田はこのこと

 なんて言ってますか。」

 

 

奥さんの質問に

部長と武田さんが口をつぐむ。

 

 

小田さんの妻

「…また、勝手なことを

 言っているんですね…

 

 お二人が私のことを

 気遣って下さっているのはわかります。

 

 でもここまできたら

 真実を知らないわけには行きませんから

 教えてください。」

 

 

武田さんは涙を拭いて

奥さんの目をしっかり見つめた。

 

 

武田さん

「…はっきと断言されたわけでは

 ありませんでしたが、

 

 (産んでくれ)という

 ニュアンスでした。

 

 但し奥さんには言わない

 認知に関しても

 かなり言葉を濁していたので

 するつもりはないと思います。」

 

 

小田さんの妻

「……」

 

奥さんが、

深いため息をつく。

 

 

小田さんの妻

「……うちの夫は

 そこまで最低な男でしたか…

 

 もう聞いているかもしれませんが

 私たちには子供がいません。

 しかし不妊治療をしていて

 主人は比較的、協力的でした。

 

 だから子供は、

 欲しかったんだと思います。

 

 でもこんな…

 

 私にも言わない、認知もしない

 でも産んでくれって…」

 

 

武田さん

「この話は小田さんが

 妊娠のことを聞かされた当日なので

 もしかしたらそのあとに

 考えが変わっているとは思います。

 

 これから小田さんがここに来て

 奥さんの前だったら尚更…」

 

 

小田さんの妻

「でもそれが、咄嗟の主人の

 正直な気持ちですからね…

 

 それで武田さん…

 

 武田さんご本人のお考えは…

 どうされたいですか。」

 

 

今までで一番

難しい質問だった。

 

 

 

 

 

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