このブログは私の親友ミキの結婚から
別居に至るまでを書いています。
↓ ↓ ↓
しかし現在は記事がリアルに追いついたため
ミキの話題の進捗がない日は
最近あった隣の芝生話を書いています。
↓ ↓ ↓
※登場人物の職業や年齢、名前、私との関係性は、
身バレ防止のため実際とは異なる部分も多いですが
本人の了承を得て書いています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
無言で身動きが取れなくなっている
武田さんの代わりに
部長が口を開く。
部長
「すごく失礼な質問かもしれませんが
奥さんは今日までに小田くんのこと
怪しいと思ったことは
ありましたか?
あまりにも落ち着いていらっしゃって…
もしかしたらどこかで
勘付かれていた部分もあるのかなと…」
小田さんの妻
「はっきりとしたことを
突き止めようとしたことはありませんでしたが
やはり様子がおかしいとか
そういう風に感じたことは
何度かありました…
でも普段から夫婦仲も
悪いわけでもなかったですし
あの人が器用に
家庭と恋人を両立できるとは思えなくて
気にしないようにしてたんです…
でも…事実は…
結局、私も鈍感なんですね…」
奥さんが紅茶を一口だけ飲んで
武田さんを見た。
小田さんの妻
「武田さん。
今日部長さんと一緒に
ここにいらしたということは
何か要件があってのことだと
そう思います。
小田をここに呼ばないことにも
意味があるのだとは思います。
それがなんなのか…
聞くのは非常に怖いですが…
しっかり受け止めますから
話してもらえますか。」
奥さんは全然
鈍感なんかではない。
むしろ勘がいい。
確かに不倫の事実を伝えるだけで
奥さんを呼び出すはずがない。
旦那と別れてくださいとか
そういうことを言われると
思っているだろうか。
まさか子供がなんて
思いもよらないだろうか。
それとももう頭のどこかには
よぎっているだろうか。
そんなことよりやはり今、
自分の口から真実を
話さないといけないのか。
そりゃあそうだろう。
呼び出しておいて、
ただただ浮気の事実だけを伝えても
奥さんにはなんのことやら
さっぱりわからないのだから。
そう、
もうあとには引けないのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー