合唱部の恩師、冨田操先生との再会。
この度、徳島に帰省するにあたって
時間があればお会いできませんかと
こちらからラブコールしたところ、
快く承諾して下さり、
念願の再会でした。
お会い出来た瞬間は
嬉しくてちょっとうるうる。
最後にお会いしてから何年経ったのか…
12歳だった小学生の楠野麻衣は
30歳のオペラ歌手になりました。
先生はこれまでに、
私が歌を歌っていると知って
YouTube等を見て下さっていたとの事。
気にかけて下さっていたとは
嬉しいですね。
先生のお話では
当時、アンサンブルコンテストで
「山男のヨーデル」という曲をやる際、
ソリのパートの最後の音が
B(高いシのフラット)のため、
先生は音が高過ぎるだろうと思って、
半音下げたら
ソリを歌う当時の私が
「原調(高いまま)の方が良いです」と
言ったそうです。
苦戦したのは覚えているけど、
そんなことを言ったのは全然覚えてない。
これがその曲。
昔から高音を出すのは
苦ではなかったのでしょうね。
(歌えていたかどうかは知りませんが…)
どのようにお考えだったのか尋ねると、
音楽に進む子の邪魔はしたくないから
間違ったことは教えない、
変な癖は付けない、
ということと、
音楽に進まない子の方が多いから、
普通の大人として生きていく上で
大事なことを伝えられるように。
といった内容のことを仰っていました。
合唱部がちゃんとしてると
学校全体も良くなるしね、と。
思い返すと、
「ありがとう」と
「ごめんなさい」をちゃんと言う
年上は敬い、
年下は大事にする。
きちんと敬語を使って、
決まりはちゃんと守る。
人が人として当たり前のことを
小学校の合唱部で教えて頂きました。
駄目なときは怒られたし、
がんばったときは褒めて下さった。
小学校の合唱部2年間は
歌への愛情と共に
人間の根っこを養った時間だった。
歌との出会いが
冨田先生の元であったことは
私の人生の幸運でした。
千松小学校合唱部のテーマソング
「歌よ ありがとう」
歌は ぼくたちの 心の中に
友だちのようにやさしく
いつでもそばにいるよ
時は 流れても 心の奥に
いつまでも忘れられない
ひとつの歌がある
いつでもそばにいるよ
時は 流れても 心の奥に
いつまでも忘れられない
ひとつの歌がある