オペラ歌手 楠野麻衣 Official blog

オペラ歌手 楠野麻衣 Official blog

オペラ歌手 楠野麻衣(藤原歌劇団団員・ソプラノ)のオフィシャルブログ。
出演情報や日々の活動などを徒然なるままに綴っています。


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本日のフィレンツェの日の入り時刻は20:30。

日本より約2時間遅いですね。



夜の19:30でこれくらいの明るさです。

サンタトリニタ橋からみた風景。

手前にカッライア橋でその向こうにポンテヴェッオ。


あんまり明るいので、いつまでも昼間のような気がして“そろそろ夜ごはんにしようかな”と思う時間がどんどん遅くなる。笑




このイメージで冬のイタリアに来ると、雨だし日没早いし寒いしで冬鬱になる人が多いそう。

(今年は格別雨も多くて寒かったみたいだけど)


イタリア人はすぐにumido(じめじめしてる)と言うけど、日本の湿気を知ってると「これのどこがumidoなんだろう?」と思う。


イタリア人のお子さんが日本に来たとき、

「ママ、身体が濡れた」って言ったらしい。

(このカラッと具合でumidoと思うならその表現は正しい)


やっぱり気候はその土地に住む人の精神や性格の形成にある程度の影響を与えるのだろうなぁ。



日本人が日本人の感覚で日本語に訳されたリブレットを読んでオペラの役を捉えると、やっぱりそれはもう日本人なんだろう。




現在ドニゼッティの「愛の妙薬」のアディーナを演じていて、マエストロから「アディーナの性格はこうだ!」と言われる芝居が、きつくて怖くて。


最後に愛を見出すまではもっと“cattivo”にということなのだけど。


もう私にはそのアディーナがカルメンか女王様かくらいに感じてしまって戸惑う。

(土地の話で言うと舞台はスペインのバスク地方の話だからイタリアではないのだけど。)



「愛の妙薬」とは何なのか、

ぐるぐると考える週末。


明日はアルノ川の向こう側の小さなテアトロで歌います。



徳島出身 オペラ歌手

藤原歌劇団・日本オペラ協会

 ソプラノ 楠野麻衣



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4月20日(金)

ローマで開催されたSabine Devieiheのコンサートに行って来ました。


これまでコロラトゥーラソプラノの生演奏を聴いた事がない訳ではないですが、グルベローヴァも昔とは歌い方も変わっているし、ダムラウのリサイタルも超絶技巧は封印されてたし…。


今回Devieiheは3夜連続でモーツァルトのコンサートアリアを演奏。

しかも3曲続けて演奏していました。

信じられない。


あまり馴染みが無いとは思いますが、モーツァルトのコンサートアリアは曲によっては夜の女王などより格段に難しい!と私は思っています。


求められるものが違うというのはあるけれど、音域的にも夜の女王の最高音より上の「ソ」まで出てきたり、曲のつくりも音楽的だし。


私がコンサート会場で聴いた曲がYouTubeにも上がっていたので是非聴いて頂きたい。


全部といいたいところですが、お忙しい方はこの動画の9分くらいのところからだけでもお聞きください。




私が聴いた夜の彼女は2回とも外さず当ててました。

3曲歌った一番最後の最後にこれ。

素晴らしい。

ちなみに楽譜にするとこんな感じです。


「これは歌の楽譜なの?」と思ってしまう。

休憩中、隣にいたおばあ様が電話しながら「今日は外国人のソプラノを聴きに来ていてね、器楽のようにテクニックが素晴らしいの!」と感激して話していました。



1曲目に歌った418番「Vorrei spiegarti, oh Dio」は、昨年の6月に角岳史マエストロの指揮でモーツァルト交響楽団さんと一緒に演奏させて頂きました。


こちらもあまりに美しい曲。

この曲のオーボエが素敵で素敵で。




曲の作りもどこが難しいかも知ってるから聴いていて本当に面白かった。

(そして、今思い返すとあの時に自分が使っていたテクニックは全然違っていた。

もう一度リベンジしたい!)



彼女の演奏は動画で聴くよりもイタリア語の発音が綺麗になっている気がしました。



何と言っても彼女は33歳!

私と2歳しか変わらないのです。


同じ曲歌ってもこんなに違うかねぇ、って感じです…苦笑



私が現在フィレンツェで付いているマエストラは、声の種類が似ているので、レパートリーもほぼ同じということもあり、

こっちに来てからはコロラトゥーラソプラノに求められるテクニックを学んでいます。


今までコロの皆さんの音源を聴いて、「響きが高いなぁ」と思っていたけど、どうやったらそれが出来るのか分からず。


この数ヶ月のレッスンでその仕組みや感覚が少しずつ分かり始めたタイミングで彼女の演奏を聴けたことは、自分にとって非常に良かった。


そして彼女のコンサートを聴いた後、月曜日にレッスンを受けたら声の状態がとても良かった。


毎回最低限こんな風に歌えたらなぁ…。



前回ダムラウのリサイタルを聴いた後のレッスンも良かったので、やっぱり良きイメージを掴める演奏を“生で”聴くという事は大事なんだなと思いました。


この数ヶ月で掴み始めた高ーーーい響きの感覚を、日本に帰って日本家屋で練習しながら保てるのかというのがとても不安です

石造りは響くので分かりやすいのですが。


日本に帰ったら分からなくなるんだろうなぁ。


…ということだけはよく分かる。笑


歌の道のりは長く険しく楽しい。



それにしても楽しいコンサートだった!

日本にも来て欲しい。



藤原歌劇団、日本オペラ協会

ソプラノ 楠野麻衣



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この夏、徳島にオペラ歌手が集結しますキラキラ


徳島文理大学協力の下、東京のみならず海外でも活躍中のオペラ歌手のグループ「トリオベルカント」の徳島公演が開催されます。


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今回は徳島出身のオペラ歌手である私、楠野麻衣と、同じく徳島出身で東京二期会で活躍中の杣友惠子さんがゲストとして登場ラブラブ


角田和弘さんの軽快なトークを交え、皆さまがご存知の懐かしの名曲からオペラの名場面まで。

子供から大人まで一緒に楽しめるプログラムです流れ星


開催日は7月15日で三連休のなか日。


県外のみなさまもこの機会にぜひ、ふるさと徳島に遊びに来てくださいね。


《チケットの予約はコチラから》

ココをクリック


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____↓以外詳細↓_____


トリオベルカント徳島公演

楠野麻衣&杣友惠子と贈る 

懐かしの名曲とオペラの名場面


【日時】

2018年7月15日(日) 

開場16:00  開演16:30


【場所】

徳島文理大学むらさきホール

(徳島県徳島市山城町西浜傍示180)


【料金】

一般3000円

学生(高校生以下)1000円


【出演】

<ゲスト〜徳島出身者〜>

楠野麻衣(ソプラノ・藤原歌劇団)

杣友惠子(メゾソプラノ・東京二期会)


<トリオベルカント>

澤﨑一了(テノール・藤原歌劇団)

村松恒矢(バリトン・藤原歌劇団)

田中大揮(バス・藤原歌劇団)


角田和弘(司会/テノール・藤原歌劇団)

図子史子(ピアノ・全日本ピアノ指導者協会)


【プログラム】

からたちの花

うぬぼれ鏡

芭蕉布

浜辺の歌

ゴンドラの唄

オペラ「魔笛」より 夜の女王のアリア

オペラ「愛の妙薬」より ”ラララ“

オペラ「カルメン」より ”ハバネラ“

オペラ「カルメン」より“闘牛士の歌“  


【主催】角田音楽企画

【共催】徳島文理大学

【後援】四国放送、徳島新聞社、FM徳島


【お問合せ先】角田音楽企画 

TEL:090-5304-7215 FAX:048-476-9218

MAIL:odayakapagliaccio1014@gmail.com






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藤原歌劇団・日本オペラ協会

ソプラノ  楠野麻衣


・ホームページ→コチラ
・各種チケット申込み→コチラ
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今日は歌のレッスンの後にオペラのワークショップ。

歌いっぱなしの一日でした。


マエストラが「聴いてよ!来週コンサートやるって知ってた?!私知らなかったんだけど!あなた出るでしょ?何歌う?」って。


いやいや、マエストラが知らない事を私が知ってる訳がないですよね。笑



…というわけで、4月26日の夜にコンサートで歌うことになりました。


今回はヴェルディの「リゴレット」の“Caro nome”とロッシーニの「なりゆき泥棒」の“Voi la sposa pretendete”の二曲を歌う予定。


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(前回のコンサートより)


フィレンツェでは今回とあと二回目くらい歌える機会があるかな?という感じですが、帰国後のコンサートも決まりつつあります。


どのコンサートも共演者様が素晴らしくてオススメです!


まずは手帳を開いて頂きまして、スケジュールの確認を…笑

___________


<楠野麻衣 出演公演  2018〜2019>


◆4月26日(木)

Accademia Europea主催のコンサート

場所:イタリアフィレンツェ(Via Cavour37)

入場:無料


◆6月16日(土)

日本に帰国


◆7月2日(月)18時開場  19時開演

第200回記念 月曜フレッシュ

二期会&藤原歌劇団コラボ企画〜スペシャルコンサート〜


場所:ミュージックレストラン アルテリーベ東京

料金:7500円(税込)コース料理+1ドリンク 

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◆7月15日(日)16:30開演

徳島文理大学むらさきホール

トリオベルカント徳島公演

〜楠野麻衣&杣友惠子と贈る懐かしの名曲とオペラの名場面〜


場所:徳島文理大学むらさきホール

入場:3000円  (学生1000円)

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◆12月15・16日(土・日)

オペレッタ「こうもり(日本語上演)」アデーレ役

※詳細は追ってお伝えします。


◆2019年3月2日(土)

日本オペラ協会「静と義経」大姫役

詳細はここをクリック

_________


各詳細は追ってお伝えします。



明日はローマでコロラトゥーラソプラノのサビーヌ・ドゥヴィエルのコンサート鑑賞。


昨年6月にモーツァルト室内管弦楽団さんと一緒に演奏したモーツァルトのコンサートアリアが聴けるので、とても楽しみにしています。


来週末はヴェローナでアントニーノ・シラクーザ出演のオペラ「アンナボレーナ」。



留学期間は短いけれど、イタリアの主な歌劇場を出来るだけ沢山回って帰ろうと思っています。


ブログに書ききれない体験談はコンサートのMCで少しずつお話しますので、そちらも併せてお楽しみに。


どうぞよろしくお願い致します。



藤原歌劇団・日本オペラ協会

ソプラノ  楠野麻衣


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時が過ぎるのはあっという間ですね。

留学生活も終わりに近づき、2ヶ月後の6月15日の飛行機で日本に帰ることになりました。

(ただ、航空券の購入が完了しているはずなのに、確認のメールが届かない…。ただいま問い合わせ中だけど、買えているのか不安すぎる…。)

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(↑ピッティ宮)

今住んでいるフィレンツェのおうちは一ヶ月毎の契約なので、5月末で家を手放す事に


コンクール挑戦を含め、移動の多い最後6月の半月は、北イタリアとペーザロを始め、イタリアの各地を点々と家なき子します。


どこに行くかはまだ決めてないけど、最後の一日だけは愛するフィレンツェで過ごしたくて、比較的近場のボローニャ空港から帰国することにしました。(フィレンツェの空港発は高かった!)


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航空券の手配諸々、今後の事を色々手配しなければいけなかったので、日曜日はiPadとにらめっこ。


くたびれたから息抜きにでも…と思って映画鑑賞。…しかし選んだイタリア映画が、予想外にナポリ語多用。

理解するのに頭を使って、息抜きにならなかった。笑

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(↑卵城の上から見たナポリの海)

今までイタリア語とナポリ語について、あまり深く考えた事が無かったのですが、ナポリ旅行に行って現地の人の言葉を体感してから、身近に思えるようになりました。


イタリア語でお腹がすいた時は

「Ho fame!(オ ファーメ)」と言いますが

ナポリ語では

「Tengo fame!(テンゴ ファーメ)」と言うそうです。


辞書で調べると、

「Ho fame」=おなかがすいた

「Tengo fame」=腹がへった

という風に訳されていました。笑


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クラスメイトのメキシコ人の女の子は、彼氏がナポリ人なので彼の影響でナポリ語をよく話しています。

(それにしても、外国人の女の子の彼氏って、南イタリアの男の人が多い気がする…)


彼女の話すナポリ語を聞いて、イタリア人の先生が「やめて!!ちゃんとイタリア語を喋って!!」と怒っているのが最近の日常。笑


(ナポリ語と言えば、有名な「O sole mio(オーソレミオ)」の“O”は、“Oh”ではなく、ナポリ語の冠詞で“Il”にあたる言葉なのだという事も、結構最近知った私です。恥ずかしながら…。)



ちなみに昨日私が見た映画は、ナポリ人にイタリア語を話すよう教育しているシーンがあったり、またその逆にナポリ人の作法を習っていたりして面白かった。


2013年にヒットしたラブコメディらしい。

日本には入ってないのかな?


私はNetflixのイタリア版で見ました。

(1ヶ月無料なのです)




今週は水曜日の会話の授業で1時間のプレゼンテーション。


日本のオペラや劇場の話に加え、これまでにイタリアで回った劇場の体験話などをまとめて構成します。


準備に疲れてついブログを書いた次第です。

はい。引き続きがんばります。




藤原歌劇団・日本オペラ協会

ソプラノ 楠野麻衣


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4月1日のパスクア(イースター・復活祭)の前から春休みに入っていましたが、春休みも今日で最後。

今日の午後はレッスンで、明日からは語学学校の授業も再開です。

春休みの間の出来事もここで報告したいですが、
書けるかどうか分からないのでざっくりと。

◆3月31日◆
・ヘアカット
→フィレンツェには貴重な日本人のヘアサロンがあります。
遠方からも日本人の留学生がよく来るらしい。
留学中は切らないつもりで伸ばしてきたけど、我慢の限界だったのでバッサリ。

◆4月1日パスクア当日◆
・フィレンツェのドゥオモ前のイベント?見学
→爆竹(花火?)がすごかった。


◆4月2日〜5日◆
ナポリを拠点に南イタリア旅行
→カプリ島・アマルフィ・ポンペイ
この旅行についてはいつか詳しく書きたい



◆4月6日◆
フィレンツェに帰ってレッスン!
→と意気込んで行ったら「時間足りないから、あなたの来週ね」って事になり、19歳の若きテノールのレッスンを聴講。

◆4月7日◆
高校の同級生と13年ぶりの再会
→前回のブログ参照

◆4月8日◆
カッシーネの市場に行ったけど、ストッキングしか買わずに終了。

夜は知り合いの働くお店でディナーでした。



◆4月9日◆
お休み最終日。
洗濯物を回したり、今後のスケジュールの調整をしたり…

そんなことをしている間に、学校から

「ノルウェーのテレビ局からオファーを貰ったので、歌手のみなさんは明日の夕方に集まってね」

という英語のメールが来た。
(イタリア語の方がまだ分かるのに…)


ノルウェーのテレビ…?

なんだか良く分からないけど、これからレッスンでロッシーニ歌ってきます。


藤原歌劇団・日本オペラ協会
ソプラノ 楠野麻衣
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今年の2月、高校3年生の時に徳島の城北高校で同じクラスだった友人から連絡をもらいました。


彼女は現在スイスに近いドイツの村に住んで働いているので、近所にいるなら会おうとの誘い。


その誘いが昨日実現しました。


ドイツからフィレンツェまで夜行バスで遙々来てくれた彼女をホテルまで迎えに行き、フィレンツェの町を案内しつつミケランジェロ広場まで。

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(本当に良いお天気!)

道中やミケランジェロ広場のベンチに腰を落ち着けて詳しく彼女の話を聞くと、彼女は大学卒業後に一般就職を経てドイツへ。


整形靴という、既製品の靴が履けない人の為の靴(左右で大きさが違ったり外反母趾が酷かったり、保険が効くような物)を作る為の見習い修行をし、現在はそれを仕事としているそう。


ドイツの見習い制度はお給料も僅かしかない為お金も貯めるのも困難で、ドイツに来てから4年間は一度も日本に帰らなかったそうなのです。


一度も帰らず4年なんて…

信じられない…。


そんな中、先日久々に彼女が日本に帰った歳に高校の同級生と話していた中で「どうやら楠野麻衣もフィレンツェにいるぞ」と言う話になったのだとか。


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(↑サンタクローチェ教会が神々しく撮れました)


彼女とは高校卒業以来、一度も会ってない(と思う)ので、13年ぶりの再会がフィレンツェの町。


「13年じょ、13年や言うたら小学校も卒業して中1も終わるなぁ!」

「ほら私らも歳とるわなぁ!」

…と久しぶりの阿波弁で盛り上がりました。笑



阿波弁を話しながらも、お店に入ると彼女はドイツ語か英語、私はイタリア語で受け答え…笑


なんだか不思議な光景。笑


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(ランチのプリモ。サーモンのパスタ)
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(セコンド。茄子の間にお肉が挟んであります)

町歩きの中で訪れた革靴の工房には日本人女性がいらして、その方はイタリアで靴を作って8年だそうです。


靴の世界でも、ファンション靴と整形靴では全く違うようで、二人の話を聞いてるのは大変興味深かった。


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(夕食、アンティパストが色々試せるの盛り合わせ)
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(トリュフクリームのタリアテッレ食べたのに写真忘れました!)

ご飯を食べながら、ドイツ語とイタリア語の文法の違いや、地域によっての訛りについて話したり、今後日本に帰ってどうするかの話だったり。

はたまたお金を貯める為に昔頑張ったバイトの話とか、あとは同級生の結婚とか…笑


ちなみにドイツのご飯はそんなに美味しくないようで、フィレンツェのご飯を食べながら


「美味しい!おかしい…!どこを境に料理がまずくなるんだろう?!」


って真剣に言ってるのが面白かった。笑

ドイツはソーセージと芋とビールがいっぱいらしい。笑


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(中央市場の近くにあるZazaという店。お尻を出してるイラストが可愛らしい。)



お互いに、やってることも高校卒業後のこれまでの過程も全然違うけれど、こんな風に頑張ってる人もいるんだなと思うと、私もまだまだやることがいっぱいあるなと思いました。


人生いろいろ。



まずは日本に帰ったら、7月に控えている東京&徳島でのコンサートをしっかり成功させようと思いました。


徳島のみなさん、東京の凄い人達連れて帰るので、是非聴きに来て下さい。


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城北高校徳島支部の人も是非!



今回は、わざわざ国境を越えて会いに来てくれた旧友に感謝!


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【今回のフィレンツェ観光プラン覚書】

・サンマルコ広場

・サンティッシマ・アンヌンツィアータ広場

・大聖堂(果てしない行列の為中には入らず)

・サンタクローチェ教会と、その裏の革職人の学校

・グラツィエ橋

・ミケランジェロ広場

・トラットリア ボルディーノでランチ

・伝統工芸マーブル紙の見学

・ピッティ宮殿前

・革靴の工房見学

・ヴェッキオ橋

・シニョーリア広場

・ヴェンキでジェラート

・教会でひと休み

・フィレンツェのお茶ブランド「Via del te」

・ビアレッティのショップ

・スーパーマーケット(コナド)

・トラットリア ザザでディナー

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藤原歌劇団・日本オペラ教会

ソプラノ  楠野麻衣


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昨日は月末の語学試験でした。

今までは勉強すれば「なるほどなぁー」と思いながら9割前後の点数で進めていた物が、今月からは急に難しくなった。

新しい文法事項を習うわけでも無く、今まで習ったことの応用編なのに、さっぱり分からないのです。

例えば過去の話をする時に、近過去か、半過去か、遠過去か大過去か…。
そもそも直説法か接続法か。

イタリア語の動詞は活用が多くて、活用されてる動詞を見れば、誰の話をしているのかが分かるので、しばしば主語を省略してしゃべります。
(だから会話していて「ん?今誰の話してるの?」となることが多々ある)

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↑英語で言う“be動詞”ひとつだけでもこれだけ活用がある。


今思うと英語の動詞の変化なんて可愛いもんだった気がするなぁ
もう忘れてしまったけど…。

文法事項の決まり事は分かっても、出て来た文が一体どれに当てはまるのかが分からない。

書かれてある物が読めたとしても、上手く文が作れないんだよなぁ。だから喋れないんだなぁ。
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助けてドラえもん。


ちなみに長文問題は動詞を正しい形に直しなさいというものでした。

夫婦が出て来て、奥さんが旦那さんに「私の鼻を見て!」とか、右側がどうしたとか言ってるので、鼻に何かが起こってるんだろうなぁという事は分かったのだけど。

読み進めるうちに主語も省略されてるから「ん?そもそもココは誰の話?私の話?妻の話?鼻がどうしたんだ?!」と思ってるうちにタイムオーバーでした。笑

その上、テストは返却されてもすぐに回収されてしまうので、結局鼻がどうしたのか分からず終い。

何の話してたんだろう…笑
(何かの本から抜き出した文章らしい)


勉強してないから分からないのではなくて、勉強に時間は取ってるのにも関わらず出来ない自分が情け無いやら悔しいやら。

東京の音大に行っていない私は、大学でもほとんどイタリア語をやって無く(4年間勉強できる所とか羨ましい)、東京に出て来た時に「イタリア語で苦労するね」と言われたけど、当時はその意味もいまいち分からず。(今はとても苦労している)

語学レッスンに充てる余裕も無く、独学と少しのレッスンでやって来たけれど、本と向き合うだけの勉強はほんとに無意味だったなぁと思います。

あー、何でこんなに頭が悪いんだろう。
今に始まったことじゃないけど。


溜め息つきつつ絶望的な顔をしていたら、イタリア人の先生が察してくれたようで、
「マイ、どうした?猫が死んだのか?」と。笑

こういう時のイタリア人らしさってちょっと救われる。

はぁー…ってなったので、
お昼は美味しい物を食べて、
歌って、
教会に行って、

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天井を見つめながら悔し泣きして

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落ち込んでもしょうが無いから勉強するか!
ということで、

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もう一回基礎の基礎のから勉強し直そうと思って文法書を買って帰ってきました。

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このシリーズが好きで集めてしまった。

“語学コンプレックスから解放される”

ということも留学における目標のひとつだったので、残された時間でもう少しmetabolizzare出来ますように。


藤原歌劇団・日本オペラ教会
ソプラノ 楠野麻衣


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先日は自分のレッスンと若い方達(19歳、23歳)のレッスンの聴講で有意義な一日でした。


私のレッスンの中で、歌う時の身体の中の動きについて話をしている時に「彼女はちょっとやり過ぎだけど、これを見てご覧。」と。

マエストロがYouTubeでナタリー・デセイの動画を見せて下さった。



↑それがこちら。


動画に対するマエストラの解説を聴いていると、自分の中で一本繋がる物がありました。


今まで私は柔らかさと高さの無いまま、直線的に前を考えすぎていたのではないかと思う。



マエストラに“もっと前だと思ってた!”と言ったら、「もちろん前は必要だけど、高さがあっての前だから、高さを無くしての前ではない。前に行くにも道がある。」と。


正確には、私も今まで“高いところで前に”とは思っていたけど、その“高い”と思ってた所がまだまだ低すぎたのだと思う。



日本にいた時、自分の声には天井があると思っていて(デヴィーアもグルベローヴァも声に天井が感じられない)、その天井を無くすにはどうすれば良いのか?と考えてもなかなか上手くいかなかった。


響きを止める天井を吹き飛ばすには、吹き飛ばすだけエネルギーが必要ということは分かっていたのですが。

根本的にエネルギーが不足していたのと、エネルギーの使い方の方向性が違ったのかな。



今も上手くいってない事に変わりは無いのだけれど、思い違いに気付いて、そこから変わる糸口を一つ見つけかけている。


石造りと木造の建物の響きの違いがあるからかもしれないし、今思っていることが正しいかどうか、まだ分からないのだけど。



声において、

「あ!もしかしたらコレかもしれない!」というのを見つけた時の楽しい感じって、歌の他の何かには例え難い。



毎日歌っていても進歩が見られなかったり、「何でこんなに下手くそなんだろうか」と嫌になることは多々あるのだけれど、何年かに一度訪れる、発見や自分の中で起こる革命は、もう楽しくて楽しくてたまらない。


赤ちゃんだった頃、ハイハイから二足歩行になった時は、こんな風に景色が変わって見えたじゃないだろうか。

もう覚えてないけど。


通り過ぎると、なぜ出来なかったのかが分からなくなる。



正直なところ、たった半年で今のマエストラのメソッドを習得するには無理があると思っています。

そんなに簡単なものではないもの。



ただ、この視点を持って日本に帰り、日本のマエストラとのレッスンを再会したら、以前とはまた違うことが分かり始めるのだろう。

それはそれで楽しみなのです。



何が言いたいかというと、声を学ぶにも順序や段階があって、身体の構造や成長に伴って“今、自分に必要な勉強”があると思う。



マエストラは、若い歌手のレッスンでは、頭部の断面図を書いて息の流れと母音の位置を噛み砕いて丁寧に説明されてました。

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写真撮ったら「ピカソみたいな絵なのに!」って言ってた。笑



そして以前のレッスンで言っていたのは、


“前に傾いてる人には後ろと言うし、後ろに傾いている人には前と言う。だからその時のあなたの状態によって言う事が違うのだけど、目指すところはいつも真っ直ぐよ。”と。


傾くのは簡単だけど、真っ直ぐで居続けるって難しい。



自分の声は自分で聴くことが出来ないから、その時々の声と身体の症状に合わせて、必要な処方箋を出してくれる指導者に巡り逢えるかどうかは、本当に重要だと思う。



東京に出て来た頃のレッスンで「あなた今いくつだっけ?23歳なら今はその歌い方で構わない。30になったら出来るから。」というようなことを言われて、何のことやら?と思っていたけど。


今自分が30を過ぎて若い人のレッスンを聴いていると、なるほど、あの時に言われたのはそういうことか!と合点がいく。



言われた事がその時分からなくても、

心に持っておけば、時を超えて消化されて自分を助けてくれる事がある。


頭で分かることと、身体の機能を通して出来るようになることはまた違うし。



もちろん若い時から色んな事が全部出来る人もいらっしゃいますが、私は凡人なので亀の歩みです。


もう既にカワラの悲劇なのかもしれないけど。

悲劇の割には良い夢を見させてもらっている。



もう帰国まであまり時間が残されていないので、焦る自分との葛藤で色々考えてしまうけど、そんな風に思う今日この頃です。




藤原歌劇団・日本オペラ協会

ソプラノ  楠野麻衣



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徒然なるままに。


この数ヶ月のイタリア留学生活で、メンタル面でも自分の中に変化がありました。


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“私は歌手として生きていきたい!”

という一心で、育成部を出てからはアレもコレもと、随分必死にもがきながらやってきた。


そういう自分の人生が面白く、振り返って後悔もないけれど、自分の心と身体には優しくなかったし、色んな仕事に追われて見失っていた物もあったなと思います。



今までは“とにかく強く生きたい”という思いで、一生懸命重たく硬い鎧を身に付けていたけれど、


どれだけ強くなっても人間は一人では生きられないのだし、

何だか今は、刺されても良いから鎧を脱いで、もっと生身の自分で歌いたいなぁ…という気持ちです。

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これまで、どこで誰とどんな仕事をしていても、

音大を出ていないこと、

まともな学がないこと、

イタリア語がよく分からないこと…


ずっとずっとコンプレックスでした。


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出来ないことばっかりだから、

出来ることをやりたかったし、


不完全な自分を出来るだけ完全に見えるように…

隠して隠して、出せるところだけ出して


…みたいなところにばかり意識がいっていたのかもしれません。


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でも、無い物をあるように見せかけるには限界がありますね。



若い時のがむしゃらさには、若い人にしかない美しさがあるけれど、歳を重ねたらやっぱり外観ではなく、内から光る美しさで勝負したい。


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フィレンツェの大聖堂は完成するまでに一体何年の時を経たのだろう。



天井画も彫刻も、


丁寧に仕上げられた物は美しい。


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そして本当に美しいものは、

どれだけ見慣れて見飽きてもやっぱり美しい。



私はそういう歌を目指したい。



大学三年生の冬、ウフィッツィ美術館のボッティチェッリの絵を見て、そう思って上京したんだったなぁ。


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今後は、今出せる物ばかりを一生懸命誇示するより、時間をかけても良いから出来ないことを埋めていきたい。

そういう勉強に時間とお金を使いたい。


とがった歌より柔らかい歌を歌いたい。



目先の仕事は減るかも知れないし、離れていく人もいるかもしれないけど、それならそれで別に良いかなと。



背中や脚や分厚い唇が好きで私の歌を聴きに来て下さる方は、数年後には若い歌手に夢中だろうし。

ステージに乗る以上はもちろん外見も美しくありたいと願うけれど、そういう面ではこの先今より良くなる事は無いと思うので。


そういう営業をする気もないし、なんだかそういうのはもういいかなと思ってます。




なれるかどうかは別として、

やっぱりいつも本物を目指していたいなぁ。



ある日、フィレンツェのドゥオモの前を歩いていて、ふと「日本に帰ったらプロフィール写真撮り直そう!」と思いました。

今のプロフィール写真は芯の強さや凜としたイメージを出したくて撮って頂き、とっても気に入っているけれど、もう今はこんなに強くなくても良い気がする。

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(実際に随分丸くなったし。右は現在フィレンツェで一緒に勉強している23歳のユリエちゃん。毎日可愛くてしょうがない。)


そんな話を歌手の先輩に話したら、



「いらっしゃいませ!

楽しい30代の始まりです!」

「柔らかさこそ強さだよね!!」



と言っていただき、なんだか泣けました。


 

“柔らかさこそ強さ” 



額に入れて飾りたい言葉だなぁ。



歳を重ねていくことがこんなにも楽しいと、

20代の時には思わなかった。



そんな自分の日々の心境の変化も

新鮮で楽しい毎日です。



日本に帰る頃にはまた変わってるかもしれないけど。


それならそれで良いかな。

心は変わる物だし。


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(学校主催のコンサートにて。)


いつか振り返った時に、

「留学中はこんなこと考えてたのか」

と思い出す為の日記でした。



藤原歌劇団・日本オペラ協会 

ソプラノ   楠野麻衣


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