今週は月曜日から、京都→名古屋→東京→福島と、けっこうな距離を移動しました。どの場所も用事だけ済ませて移動で、大阪人の言う「デンして帰る」という感じでした。
往路は全て電車移動でした。福島と言っても会津若松だったので、新幹線「やまびこ」で郡山から在来線に乗り換え、そこから更に1時間20分。道中、猪苗代のあたりは会津とは標高が違うそうで、一面雪景色でした。そして夜はさすがの寒さ!
夜着いて、朝発だったので、何だかわけがわからないまま出てきました。福島空港の辺りはウルトラマンの監督、円谷英二氏の出身地だそうで、空港内にもウルトラマングッズがたくさん。
朝イチの便で大阪に戻りました。会津若松から福島空港まではアクセスが悪く、リムジンバスも朝6時にはないので、タクシーで。高速代込みで3万円ぐらいです、と言われておりましたが、実際には27000円ぐらいでした。
タクシーの運転手さんが、会津若松の歴史について講義して下さったのがとても面白く、ああ、日本の歴史はやはり未だに江戸時代の藩を色濃く引きずっているのだな、と思いました。大変興味深いお話を聞けて、それだけでも行った甲斐がありました!
以下、自分のための備忘録です。
・廃藩置県の際、会津は分割され、一部は新潟県に組み込まれた。
・中央政権に3回も戦いを挑み、負けたのは日本で会津だけ。
・明治直後には50万人だった人口も、現在は28万人程度に激減。過酷な気候条件で同じ福島県民からも「あんなところには住めない」と言われること多々。
・明治以降も中央政権からは冷遇が続く。運転免許は100km離れている福島まで取りに行く、電車や高速がなかなか通らないなどなど。
・郡山は維新後に失職した武士たちが拓いた開拓地。特に九州地方から移住した人が多かったため、方言に少し九州の言葉が混じっている。
・会津のお殿様は尾張徳川家、水戸徳川家と親戚関係だったため、未だに名古屋、水戸には親近感を感じる。
・車で行くなら青森より名古屋の方が近い(驚き!)。
今度はちゃんと歴史的背景も理解して、またゆっくり訪れたいな、会津若松。