日曜日
北京は気持ちよく晴れております!
暖房なんて全然つけてなくても暖かい
週末はのんびりしていいですね~
今週も一週間、目いっぱい働きました!
金曜は新年番組の為に、外で録音取材を一日慣行。
午前中から出発したんですが、寒いのなんのって
北京の中心部、故宮のすぐそばのデッカイ公園
北海公園に行きました。公園の大きな池の周りを
ぐるっと歩いたんですけど15分もしてくるともう限界な感じです。
防寒してない顔と耳が痛い、、、
池が凍っているので鴨は泳いでいるんではなく
氷の上に立っています
寒すぎるのでショールで顔を覆っています。
見た目なんてきにしてられません
あまりの寒さでどうなるかと思いましたが
昼になるに連れて太陽も出てきて暖かくなってきました。
(*´Д`)=з やれやれ
その後、一日中歩き回ってへとへとに疲れ
やっと帰りの地下鉄の中で、、、
携帯が鳴る、、、
(北京は、日本と違って車内でも携帯は使いたい放題です)
出てみると、土曜の朝に収録の約束をしていた
ナレーションの担当者からでした。
なにやら、週末に仕事をするのはちと、大変なので
今日、これからスタジオに来れないか?というのです。
( ̄ー ̄)。 。 。
ま、北京ではよくあることですけど
今日中に収録してしまえば、明日の朝、早起きせずに
ゆっくり休めるし、ま、いっか!ということでOKしました。
でも、まだ原稿を見てなかったので、一度、パソコンの有る環境に
行かないといけませんでした。とりあえずスタジオの場所を聞いてみると、
最寄の地下鉄駅から徒歩5分くらいなので、駅の出口まで
担当者が迎えに来てくれるとのこと。
そして、原稿を見てみると特に難しい内容でもなかったので
これなら、小一時間もあれば楽勝とすっかり安心しきってたんです。
と~こ~ろ~が~ね~♪地獄行きの列車、発車しました!
待ち合わせの駅、出口に行くと、、、
一人の男の子が迎えに来てくれました。そして言うのです。
男子「この辺は渋滞がひどいし、タクシーは拾えないんです」
( ゚ ▽ ゚ ;)?は? タクシー?
だって、歩いて5分でしょ?タクシーなんて必要無いじゃん
しばらく、男の子について歩くと大きな通りにでました。
そして、、、
男子「この道を渡って、向こうに見えるバス停からバスに乗ってください。
そして、2つ目の停留所で降りたら、他の人があなたをまっています。
僕は、ここまでしか一緒にいられません」
、、、。
はぁーーー???\(゜□゜)/
誰だよ、徒歩5分とか言ったの
(-""-;)、、、。
い、いいよ、、、いいよ、、、別に怒ってないし、、、
いや、どう見ても怒ってますよね?
(-_-メ゛ じゃ、さよなら。
男の子と別れて、バス停まで行き
指定されたバスを待つことにしました
でも、、、
バスが全然来ねぇーー
ヽ(`Д´)ノ
こんな寒い中、長いこと待っても
全くバスが来ない
(北京のバスには時刻表はありません)
バスの路線図を見ながら思いました、、、。
最初からスタジオの住所を教えてくれれば
タクシーか、愛人の運転か、もっと便利なバスで
くることもできたのにぃーーー( ̄□ ̄;)
(T▽T;) 徒労過ぎる
そうだ、思い出した。ここは北京。
ここには合理的とか、効率良くとか、無駄を省くとかは
存在しないんだった。全ては、徒労、、、
徒・労・な・の・さーーぁーー♪
(ミュージカル《徒労の街より》)
このミュージカルは、本人の脳内のみで
上演されています
そして
待ちに待って、やっとバスに乗ることができました。
そこからはスムーズにスタジオに辿り着き、収録開始。
(`・ω・´)ゞ よし、こうなったら超、集中力を高めて
効率的におわらせよう!!
今回の作品は中国の某テレビ局で放送された某番組を
日本語に吹き換えるというものです。登場人物は一人の女性のみ
なので、洋画のアテレコみたいな感じですね。
VTRスタート
( ̄▽ ̄)~~~~
↑声をあてています
( ̄ー ̄)?ん? あれ?
なんか、時間が合わないしうまくあてられない、、、
( ̄□ ̄;)!! 今日一日の疲れと、ここに辿り着くまでの苦労で
集中できないのかな
ま、まずい、、、、
で、何回かやってみましたがうまくいかず
あることが判明しました。
それは
原稿の内容と
VTRの内容が
違うーーー∑(゚Д゚)
なんとなーくぼんやりとは内容は重なってますが
基本的に、違ってます。
もし、これで無理やり収録しようと思うと
日本語の原稿を見ながら、その横にある中国語も見て
更に、内容が違うVTRの音声を聞きながら、なんとかうまいこと、それなりの
ことを言っているように辻褄を合わせて、しかも、読み間違えないように、
時間内に収めなければなりません。
こんなの、、、
神じゃん
(@ ̄ρ ̄@)zzzz
あー、これは悪い夢、夢、寝なおしましょーーっと
もしもし?起きてくださいな。これは現実ですよ
で、結局どうしたかというと
やりましたよ!!( ̄□ ̄;)
現場にいる人は誰も日本語が理解できません。
しかも、ちょっと違うどころか、全く内容が違うところも
数箇所あって、どこを読んで、どこをとばすかなどの選定にも
時間がかかり、結局終わったのは夜10時過ぎ
ごっそり抜けている部分は改めて翻訳が終わった時点で
再度収録することになりました。
何で、こんなことになったのか現場のディレクターも困惑していて
めったにあやまらない中国人が「本当に申し訳ありません」と
口にしたくらいだから、よっぽどのことだったんでしょう。
それにしても、ひどい目にあった、、、。
日本で仕事をしていたときは、ナレーターとしてどうやって
役割を果たすべきか?とうことしか考えられなかったけど
私達が安心して、読むことだけに集中できるのは
その裏で優秀なスタッフの人たちが完璧な舞台を作り上げて
下さっていたからなんですね。
そのありがたさが、身にしみた夜でした。
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