初稿:2020年8月
当サイトでは
「「UTAUをインストールするまえに!」0から始めるUTAU調声①」にてVirtual Storeを起こさない導入方法を、
「UTAU音源が行方不明・編集した原音設定や周波数表がどっかいく・プラグイン等がおかしいとき」にてVirtual Store問題発生後の対応策を掲載している。
今回は、複数あるVirtual Storeの対処法の紹介と
上記記事で紹介した方法をなぜ選んだのかについて説明しておく。
○Virtual Storeとは?
「UTAU音源が行方不明・編集した原音設定や周波数表がどっかいく・プラグイン等がおかしいとき」に書いたので割愛。
○事前調査について
この記事を書くにあたって、Twitterにて独自にアンケート調査を行った。
(私の周辺で取ったデータなので偏りはあると思われる。また、問題の周知を兼ねたツイートのためそういう選択肢になっている。あくまで参考値)
https://twitter.com/maiko3tattun/status/1276823651627614210
○対処法について
・UTAU本体を管理者権限の必要ない場所にインストールする
→当サイトで推奨
→UTAUはプラグインやエンジンなど周辺ソフトが多いため、再インストールはできればやりたくないだろうなーと個人的には思う
・voiceとpluginsをUTAU0.4系推奨の場所に置く
(C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\UTAU)
→音源やプラグインをD&Dインストールするとここに入る
→Twitterのアンケートでは、AppData以下は隠しフォルダだからかかなり不人気の様子。
そこにデータ置くぐらいなら自分で決めた場所に置きたいというユーザーが多かった。
・voiceフォルダを管理者権限の必要ない場所に移動する
→どちらかというと問題発生後の対処にあたる。
UTAUではvoiceフォルダの場所を指定できるため、自分で選んだ場所にvoiceフォルダを作ることが可能。
アンケートでは割と多数派だった。
なお、pluginsフォルダは場所指定できないためプラグインではこの方法が使えない。
・UTAUを管理者権限で起動するようにする
→起動時に毎回確認画面が出るのがうっとうしい
→プラグインやsetParamなど、関係あるすべての周辺ソフトに管理者権限を設定する必要があり、忘れるとその都度バグるので推奨できない
・UTAUフォルダのアクセス権を「読み書き可」に変更する
→これも問題発生後の対処としては有効で、比較的簡単。
本体をどうしてもProgram Files下に置きたい場合にも使える。
○まとめ
事前の対策としては
・UTAU本体を管理者権限の必要ない場所にインストールする
・UTAUフォルダのアクセス権を「読み書き可」に変更する
を、事後の対策としては
・UTAUフォルダのアクセス権を「読み書き可」に変更する
これをまいこ流Virtual Store対策法2020とする!
というわけで、関連記事更新してきまーす。