ワガママだなぁ・・・。 | まいけるのおうち

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今日の北海道新聞にこんな記事があったのをご存知ですか?

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050410&j=0046&k=200504101677



【宗教上理由で君が代拒否 欠席扱い撤回を 石狩管内の高校生】



宗教上の理由で三月の卒業式での国歌(君が代)斉唱を拒否し、式に出席しなかった石狩管内の道立定時制高校の在学生(17)が、学校側が「欠席」扱いにしたのは不当だとして、学校に撤回を求めている。「日の丸」「君が代」実施をめぐり、生徒が学校の対応に抗議するケースは異例。生徒に「式に出席しない権利」は認められるのか。また、生徒が「出席できない」と申し出た場合、学校はどんな対応ができるのか。今回のトラブルは、そんな問いを投げ掛けている。



 抗議しているのは、宗教団体「エホバの証人」を信仰する男子生徒。



 同校は式の数日前、在校生に対しホームルームで、国旗・国歌の掲揚、斉唱を実施する方針と同時に憲法で保障された内心の自由を守るため、「歌う、歌わない権利」「立つ、立たない権利」があり、「それによって不利益を被らない権利」があることを説明した。



 生徒は副担任の教師に信仰を打ち明けた上で「出席できない」と申し出た。「君が代の歌詞が教義で禁じている偶像崇拝に当たる。自分で歌わなくても、聴けば音楽が耳に残ってしまうので、その場にいたくなかった」と訴えている。



 副担任が、国歌斉唱終了後に入場できるよう受付係をするなどの方法での参加を提案したが、生徒は「これを受けてしまうと、来年も再来年も同じ事で、何の問題解決にもならない」と拒否、出席を見送った。



 生徒は「学校が式に出席できない状況をつくっているのに、事務的に欠席扱いと処理されるのは、納得できない」として、「欠席」扱いの撤回と同時に、来年以降の配慮ある対応を求めている。



 これについて、校長は「一人のために国歌斉唱をやめることはできない。欠席した生徒は規則上、『欠席』以外には扱えない」と従来の対応を変える考えがない意向を示し、今後については「生徒と話し合い、学校の考えを理解してもらいたい」としている。



 しかし、副担任は「公立学校はどんな考えの生徒も行事に参加できるよう配慮すべきだ」と反発、同調する教員も多い。生徒は札幌弁護士会に人権救済申し立てを行うことも検討しており、学校は対応に揺れている。





↑全文引用ここまで↑



どう思います? ネット上ではほとんどの人が「なんてワガママなんだ!」と言う声がほとんどだったわけですが、僕もそう思いますよ。「国歌斉唱が終ってから入場し、受付をすることではどうか?」という代替案が示されていますから、学校側は充分な、いや充分すぎる配慮をしめしているのにそれも拒否してるんですから。国歌が聞こえてくると不愉快だということですかね? だったら信仰ゆえ堂々と胸をはって欠席すればいいじゃないですか。欠席しておきながら「出席扱いにしろ!」なんて非常識な要求は誰がどう考えてもできないですよ。



「学校が式に出席できない状況をつくっているのに、事務的に欠席扱いと処理されるのは、納得できない」ってあーた(^^; そんな理不尽な要求はみてるこっちが納得がいきませんって(笑) だいたいJWでは国歌斉唱時に起立して敬意を示すことは何の問題もないとされてるでしょうが。自分で勝手に基準を作っちゃダメダメ! 君が代の歌詞がJWとして問題なのではなく、国歌を斉唱するという行為が問題と思ってましたが、教えが変わったんでしょうか? (国歌が君が代から「手のひらを太陽に」に変わったとしても国歌だから歌わないでしょ、笑) 言っていることがメチャクチャなので、JW関係者はだれもあなたの行動を応援しないと思われます。



この人の要求というのは式に国歌斉唱を止めさせたいってことに他なりません。学校教育の現状を鑑みる限りそれが絶対に通らない要求だってことは17歳であれば容易に理解しているはず。つまり宗教を理由にすればどんなワガママであっても認められると思っているわけですよ。そんなことが許されるわけがあるわけありません。



っていうか、この学生(17)の周囲の人は誰か説得できなかったものですかねぇ?

そして、これがなぜ新聞記事になるのか、そっちのほうも気になるわけですが。



「1日欠席になると困るほど出席日数がやばいんですか?(笑)」



もう1つ思ったのは、この人以外の北海道のJWの子供たちはすごく困ると思うんですよ。「お前はJWなのに式に出てもいいのか?」って言われること間違い無しなわけで。非常に迷惑がられるのではないでしょうか?





ついでにこの記事に出てくる副担任さんってのは、国歌斉唱をやめさせたいからこの学生さんにのっかかっちゃっただけなのでは?と思われて仕方ないわけですが・・・。「公立学校はどんな考えの生徒も行事に参加できるよう配慮すべきだ」って、ほんとにそう思ってるのですかね? どんな考えの人でもいいんですか? 安息日が金曜という某宗教の生徒は金曜を休むけど出席扱いするのですか?(それとも日曜日に教師は学校に出てきて金曜の分の授業をしてあげるのだろうか?) テストの結果によって進級させるかどうかを決めるのは納得がいかないという考えの人にはテストを受けずに自動的に進級させるんでしょうか? 





基本的に社会というのは少数派の人の考えや信条は考慮されないものです。ともするばとっぴな要求であっても受け入れられているように見えることも有るかもしれませんが、それはその周囲の人の寛容さが示されているだけだと思います。その要求が受け入れられないのなら、少数派であることを再認識すべきだし、それが信仰ゆえの要求なら甘んじて受け入れるべきだと思うのは私だけでしょうか?