まいかりんは無頼派なマゾ | Stay Green

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大好きな日泉舞香ちゃんについて書きます!

早く更新したいと思っていたのに結局2週間近く経ってしまった。

なんと!最初の記事を投稿したツイートにまいかりんからいいねを頂いた!!

飛び上がるくらい嬉しくて、温かい気持ちでいっぱいになった。周りの人にも自然と優しくできたから、相当嬉しかったんだと思う!



だから、本当にもっと早く書きたかったけど、仕事、しごと、SHIGOTO!で全然書けなかった。BGMで、ほろ酔いでは終われませんは大体毎日聞いていた。あれ聞くと頑張ろうと思えるんだ。


今明日の予定のために高速バスに乗っている。小さい頃は、吐くことは滅多になくてそれはとっても体調の悪い証拠だったけど、不思議なことに大人になってから吐く回数が増えた。まあお酒とか船とかのせいだろうけど高速バスで車酔いしたのは初めてだった。お酒飲んで吐いた時は、苦しかったけど大人になった気がして昂揚感もあった。もしかしたら20代って人生で一番吐くのかと思った時に、例によってまいかりんを思い出した。


まいかりんは、作品の中でなんども嗚咽し、嘔吐もしている。相当苦しいだろうに、喉でイ◯るようになったって書いてあってすごいと思った。


まいかりんは正真正銘のマゾだと思うけど、Youtubeや直接お話しした時の印象はマゾというよりも芯のある素敵な女性だった。

人によっては、気が強い女性と感じる人さえいるかもしれない。よくいるオドオドした天然系のマゾではないのだ。


例えば、YouTubeの配信ライブでは、ファンからのリアルタイムのチャットに対して次のように軽妙に反応する。


(ファン)なんか薄め、半目?してるところがすきです。
(まいかりん)んフフフ、そんなところ好きになるなwwwもうちょっとキメてるところを好きになって欲しい。

(ファン)えーたまには愛知行きましょう!
(まいかりん)
いやなんか観光できるなら行きたいけど、日帰りは大変、観光したいもん!

(ファン)作品が出るごとに、どんどん演技の幅が広がってきますね。だいぶ慣れてきました?
(まいかりん)
いや、そんなことはないと思うけどね笑、できるやつはまだ限られているかな。


(ファン)配信の時おなかめっちゃなるよね!

(まいかりん)やめてよ、お腹が鳴っていることにはふれないでよ!やめてよ!恥ずかしいんだから。性能の良いマイクって本当に嫌よね。


これを聞いてこの子はマゾだとは、普通は思わないだろう。そういう印象の箇所だけを取ってきたわけではない。その証拠にこれは「まいかりんのほろ酔いのままでは終われません♯2」の中だけのやりとりだ。




↑かわいくはしゃぐまいかりん、襟元の白い布が長くて涎掛けとファンから煽られていた笑。超可愛い!!


まいかりんの言葉の端々から、はっきりとした意見を持っていることが伝わってくる。普段から自分が何を感じているか、どう思うかを言葉にして認識して、それを会話の中でユーモアを交えて伝える繰り返している人なんだろうと思う。


だから、まいかりんの言葉はリスナーに突っ込んだり、リスナーと違う意見を持っていたりしても全然嫌味な感じがしない


俺は、質問されて簡単に「えー、分かんない笑」といって笑って誤魔化そうとする女性が苦手だ。特に若い女性の場合は、そうやって意見を濁して愛嬌良く振る舞う方が得をするというのは分かる。でも、本当の女性の良さもやっぱり、その人本来の感性であり、考え方だと思う。まいかりんからはそれが伝わってくる。


処世術で生きてきた人は、出世したり有名になったりして意見を言うようになった時にもありきたりな言葉しか生み出し得ない。日々自分の頭で原理的に誠実であろうと格闘してきた人のみが、何かの問題を解決する力、人の心を打つ力を持った言葉を発することができる。日々の生活の中から、自分の意見、感情、感覚を言葉にして、自分を批判して、コミュニケーションを繰り返していなければ、こういう厚みのある心のひだは生まれまい。


まいかりんの言葉からは、まいかりんが自分なりに世の中を受けとめて、自分の感情に責任を持って生きようとしていることが伝わってくる。


まいかりんは、酒場でお話しした時に「やっぱり一度こうやって、映像の世界に出てファンの人にチヤホヤしてもらう喜びを知ると、そうじゃない状態に戻りたくないよね」という旨のことを言っていた。こういう言葉一つとっても、とても高度で重層的な分析で、


1.「お金が稼げて嬉しい!」とか「チヤホヤされて嬉しい」

とかだけでなくて、


2. こういう状況が特殊であることを外から冷静に見ている。引退後に、チヤホヤという強力な快楽の源がなくなると、チヤホヤが最初からなかったよりも辛いんじゃないかなぁと自覚している。


さらに、まいかりんの話し方は自嘲的で、


3. それを分かっていながらもチヤホヤされる今の生活を享受してしまうことに気付く。さらに、こういう精神的な構図にあることはこの仕事を始めた時からずっと知っていた。だから、実際にそうなって今更悩むのはおかしいことなんだけどといって、自分が悩んでみせているを茶化している。


まいかりんの感性は鋭い。言葉を発しながら、それを言っている自分の中にある矛盾をその都度気付いて、少しずつ話す内容を変化させる。これをユーモアという形に昇華させてポップな言葉にして、コミュニケーションをとることができる。


そういうまいかりんの精神の特徴は、無頼派を彷彿とさせる。坂口安吾や太宰治らなどを代表とする戦後の文学の一つの勢力である。

まいかりんは、自分の感情に溺れることを許さない。今更そんな感情になって、分かっていて避けることができたはずなのにと自己への批判が鋭い。


自己への批判を超えて、純粋な感情を求めた先にまいかりんには、SMがある。単なる構ったちゃんではない。純粋な感情を享受することを自分自身で許せる特別な行為としてSMがあるのだろう。


まいかりんは、自律した精神を持って生きている。無頼派的な強い独立心と鋭い自己批判、自嘲が見てとられる。そして、彼らと同様に退廃に身を置いて、純粋な感情というアヘンを受けて、活力の源にしているのだろう。しかし、彼らと違うのは純粋な感情は特別な時のみに許されているものとして、日常とは切り分けていることだと思うこのメリハリゆえに、まいかりんは幸せに生きる力を持っていると確信している。