やってまいりました、東京宝塚劇場!!
やっぱりいいですねぇ
気持ちがきゅっと引き締まります。
さて今回は、
星組公演を観劇した感想を徒然なるままに。
【1幕 RRR 】
劇場スタッフの方が通路に荷物を置かないようアナウンスされていた。つまり、客席降りがあるということか。私はコロナ禍以来初めてになるので、どきどきそわそわした。
今作、昨年公開された映画が元になっているのは知っていたが、いやまさか今の星組のために作られた当て書きでしょ?と思うほど全キャストがピタッと役にハマっていたのは驚きだった。
"適材適所" 無論、本来そうあるべきだけれどそうでないことも多々ある宝塚の舞台において、歌の上手な人が物語の継ぎ目で歌パートを担当、踊りの上手な人が踊りパートを担当してくださっているだけでとても安心する。脇を固める実力派の方々のお芝居が際立ち、真ん中お2人のパワーが一層押し出されて作品全体が圧倒的なハイクオリティに仕上がっていた。
冒頭、女の子の澄んだ歌声が響き期待感が高まる。やっぱり幕開けのインパクト(役者)はとても大事だと思った。
その母親を同期の紫りらが演じていた。
私の中ではいつまでもりらちゃんなのだけど、もう立派な上級生さんになっている。我が期の現役娘役はりらちゃんと雪組の愛すみれの2人になったというのだから、月日の経過を感じずにはいられない。
トップスター登場に拍手が起こる。が、トップスターである前に同期でもある彼女の元気そうな姿を見たら目頭が熱くなり、涙が止まらない私は拍手をしながらハンカチを目に当てなければならず忙しかった。まるで故郷からやってきた母親だった。
娘役トップスター舞空瞳先生はなんとも可憐で、登場するなり周りがぱっと華やぐようだった。
そのお隣に極美神、否、極美慎。「キラキラ」という言葉がしっくりくる。舞空先生と並んだ姿は神々しく、トイストーリーのバービーカップルみたいだった。(例え大丈夫そう?)
これが噂のナートゥ!
ここで問いたい、礼真琴氏の膝関節は一体どうなっているのか。もはや機械のように軸足の前をもう片方の足が行ったり来たりする。本人は心底楽しそうな顔をしながら、体力の消耗は大きいに違いないのに。
鳴り止まない拍手
どうしてあんなに激しく踊りながら歌声がぶれないのか、踊り終わってからも息が上がらず台詞を言えるのか、そんな疑問が浮かんだのは後になってからだ。そういえば、という具合に。なぜならその時はあまりに平然とお芝居を続行してみせたからだ。
流石、礼真琴
と一言で解決してしまうのは怠慢だろうか
暁くんは「ME AND MY GIRL」でジョン卿を演じられたのを拝見したときにあまりに良い役者になられていて驚いたが、今公演でも素晴らしかった。
こっちゃんとのタッグはお互いのエネルギーを引き出しあうようで見ていて清々しいまであり、息のあった2人のアドリブも楽しかった。
暁くんと、こりん(ひろ香祐)のお芝居もよかった。詳しい関係性は語られなかったのでわからなかったが、表向きの顔と隠している裏の顔の対比、苦悩がよく表現されていた。
この公演でご卒業の大輝真琴さんが、白妙さんとご夫婦の役で、さらにこっちゃんを見守る役どころでいらして、星組を長く支え見守ってきてくださった現実と重なって胸が熱くなった。
私の知っている星組が、すこしずつ、終わり、変わっていく、そんな切なさも感じながら。
何度試みても文字数制限に引っかかってしまうので前編後編にわけました。次の記事へ続く‥
cherish now... 今を大切に
ひなの🌸
真衣ひなの
元宝塚歌劇団 星組 95期娘役
役者|イラストレーター|デザイナー
MC|ボイス・ボーカルトレーナー|Vクエ大学演劇講師
3歳からピアノ、声楽、ボイストレーニング、演劇、バレエ、ダンスなどを学び
11歳からミュージカルやディナーショーに出演
15歳の時に宝塚音楽学校95期生娘役として入学
入団後は星組に配属され、2016年退団
現在は東京を拠点に、ライブ活動や、ミュージカルを中心に舞台出演するほか、イベント司会、講師、イラストレーターとして(web用素材、ロゴマーク制作、商業用パッケージのアートディレクションなど)幅広く活動中
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