徳島県鳴門市にある、西洋名画を陶板で再現した"陶板名画美術館" 『大塚国際美術館』

日本一広い美術館とも、日本一高い美術館(入館料が)とも言われている美術館だけど特出すべきはそこじゃない。


なんと、世界26ヵ国190以上の美術館が所蔵する1000点もの名画の感動を日本にいながらにして味わうことができるのだ!!!
平たく言えば、日本一のレプリカ美術館。
その再現性も日本一と言えるのではないだろうか‥!いや、、言えるのでは、ないでしょうかね、、どうなのでしょうね???(急に自信無くなる)




兎にも角にも、結論、
私はとっても楽しかった!指差し





パリのルーヴル美術館を訪れた時、最も衝撃だったことは作品との距離だった。

日本であれば、手を触れないようにという注意喚起は勿論のこと、作品から十分な距離を取って設置されたロープ、それ以上は近づかないように監視する職員が複数名配備。
対してルーヴルは、ロープもほとんどなく、手を触れられるような距離に作品があり、性善説を信じすぎているのではないかと心配になるほどだった。


大塚国際美術館では、日本にいながら世界の名画が楽しめると先程述べたが、それらが本物ではないからこそ、ロープも一切無く、睫毛が触れるぐらいの距離まで近付いて見ることができる。

むしろルーヴルでさえガラス越しにしか見られないモナリザの絵も、大塚国際美術館では0距離で堪能することができる、、!




というわけで今回の記事は、

大塚国際美術館に実際に行ってみて、どんなだったかと、その感想をまとめるよ指差し



はじめに、美術館への行き方について。

行き方は様々あるけれど、今回私は、美術館の入館チケットがセットになった関西発の日帰りバスツアーに参加した。

読売旅行さんの【大塚国際美術館4時間滞在】「アオアヲリゾートナルト」での阿波三昧バイキングの昼食(&お土産チケット)がセットになったプラン。


鳴門わかめ、すだち、鳴門金時など、徳島の特産物を使ったメニューが勢揃いで大満足だった。




お腹も満たして、お目当て、

大塚国際美術館へ。




こちらの美術館で展示されているのは陶板名画。陶板名画とは、陶器の板に転写シートを使用し、独自のやきもの技術で名画を再現したもの。

紙やキャンバス、土壁に比べ、色が経年劣化せず、実際の名画を見るが如くの迫力や臨場感を味わうことができる。



このような工程で作られているらしい。



すべて実寸大なので、どこかで見たことのある絵も、こんなスケールだったのかとびっくりさせられた。




こちらは、「フランダースの犬」でネロが最期に見た絵『キリスト昇架』




こちらも、

こんなに大きな絵だったんだね。

『最後の晩餐』




修復前



修復後




そう、ここでは、一つの部屋に修復前の"最後の晩餐"と、修復後の"最後の晩餐"が向かい合うように展示されており、見比べることができる。贅沢。




ちなみに、本物の最後の晩餐の絵は、当時教会の台所の壁に描かれ、湿気などでかなり傷んでしまったのだが、その後さらに戦争や二度の大洪水に見舞われ、奇跡的に絵の描かれた壁は残ったものの、それも長い間雨ざらしにされボロボロになってしまったのだそう。


修復士のピニンさんという方により修復され、修復後の絵からは、ユダがキリストを裏切った対価を握っていることが分かる。


修復にかかった年月はなんと20年!1日のギャラは切手一枚ほどの価格だったのだとか。



ピニンさん本人からも、ぜひ陶板で再現してくださいと太鼓判を頂き、制作されたそう。



このお話をしてくださったのは、美術ボランティアの方。





大塚国際美術館HP



定時ガイドがあることは知らなかったのだが、偶然ガイド中にそばを通りがかり、そのまま付いて行ったら、作品や作者のエピソードを交えながら、テンポよくメインどころを紹介してくださったので、絶対に参加するのをおすすめしたい。






25周年を記念した追加展示で、大好きな『夜のカフェテラス』が初公開されていたのは嬉しかった。




以下、特に目を止めた作品たち。
































『ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョセフィーヌの戴冠』 



宝塚で「ナポレオン」という作品に出演した時、戴冠式の場面があった。想像材料となる大事な資料の1枚が、この絵だった。


実際には列席しなかったとされるナポレオンの母も描かれているこの絵。そんな背景も知って見ると名画はより面白いのだと当時思った。


ルーヴル美術館で本物を見ていても、私には、残念ながら違いを見抜いて語る力は無いけれど、ルーブルと同じ赤い壁に飾られたこの作品に、再び感動を覚えたのはたしか。





そして。

大塚国際美術館、一番感動させられたのは、空間展示。空間ごと再現されているのだ。



これは文字で説明するより写真で見てもらうほうが早いと思う。

















『モネの大睡蓮』





炎天下ということを除けば、すごく心地の良い場所だった。




鑑賞ルートは4km。


美術館内を歩いただけで、歩数は16000歩を超えていた。


ふしぎと疲労感は無かった。


見応えたっぷりな大塚国際美術館、フォトジェニックな写真を撮れるスポットも必見♪






cherish now... 今を大切に

ひなの🌸




真衣ひなの

元宝塚歌劇団 星組 95期娘役

現在は女優とイラストレーターの二本を主軸に活動中。

舞台・映像・ライブ・イベント司会

ホームページ用素材、ロゴマーク制作、商業用パッケージのアートディレクションなどを担当。



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