待ちに待った、
星組公演観劇の日。
観劇自体楽しみなのは言うまでも無く、コロナ禍になってから一人観劇も増えているところでの久しぶりの同期との観劇とあって、前日の夜は楽しみでなかなか寝付けなかった。
待ち合わせ場所は
「パラダイスダイナシティ」
色とりどりの小籠包が有名なお店で、
以前にも同期と来訪したことがある。
手前の小籠包を頼んだのはさぞ食の細い人かと思われるかもしれないが、私だし このあとしっかりチャーハンも到着した。
ご一緒したのは、この二人。
星組og "あね" こと、妃海風
宙組og "にょっき" こと、朝央れん
開演前にポスターを見つけ、
必死で自撮りをしていたら
「撮りましょうか?」とお声をかけてくださった方がいらっしゃり、
このように、
同期トップスター3人のポスターと共に写真に収まることが出来た。
\ありがとうございました!!/
月組ポスターの隣には、宙組ポスターがあり、そこにはイケメンすぎるずんちゃん(桜木みなと)が映っていた。
ちょっと待って、
このポスター攻めてるかっこいい何なの宝塚なの最高なの!!?
(深呼吸)
第一幕- 『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』
この作品は、2011年・2012年に続くシリーズ3作目。1作目2作目には、私も出演していた。
2011年というと、
私は研究科2年の頃…
リオのカーニバルをテーマにしたショー「ノバボサノバ」を1幕に、2幕が本作だった。
化粧替えが大変だったというのが正直記憶に強く残っている。
2012年は、研究科3年…
こちらは、
日本物のショー「宝塚ジャポニズム」
そして本作
それからショー「étoile de takarazuka」
という、珍しい3本立て作品の真ん中に、お芝居が位置していた。
こちらも、何より化粧替えが大変で……
(他に無いんかい)
しかしここで着目してほしいのは、
私が研2.3の時ということは、
こっちゃん(礼真琴)も同じ。
しかも、2作目の時にこっちゃんが演じていた役こそ、今回の主人公「ルーチェ」なのだ!!!!!
いやいや、ファンの方ならそんなことは百も承知、早く本題へ行けとつっこまれそうだが、
当時、同じ時、同じ空間を過ごしていた者としては、あれから10年後に、ここにトップスターとなったこっちゃんがいて、しかもあの時と同じ役を演じているというのは、とても感慨深く…
ただただ、それを伝えたかったのだった。
さて。
シリーズ3作目なので、物語冒頭のほうでご丁寧にこれまでのあらすじが解説された。
「俺研5だけどわからなーい」
これは、ある男役さんが放った台詞
(はたまたアドリブか)
まさにそれと同じで、私など出ていたはずなのに全然ついていけない状態に陥っていた。
自分がどの場面で何をしていたかもあまり記憶にないので、覚えていることといえば、
ちえさんが歌われた平井堅さん作曲の歌がすごく素敵だったことと
ねねさんがはちゃめちゃに可愛かったのと
ねねさんがめちゃくちゃに可愛かったぐらい。
けれども、ちぐさん(美稀千種さん)演じる座長は、姿も声も、まさにあの頃と同じ、止まっていた時が動き出したかのようだった!!
それがものすごく嬉しく、思わず涙。まさかこんな冒頭で泣くとは…
作中では、1.2と同じ役の方もいらっしゃれば、新しいキャラクターもたくさん登場。
先ほどまで懐かしさに胸熱くしていたはずが、突如として初めてみる作品に様変わりしたので、頭が混乱していた。
さらに私の頭を混乱させたのは、こっちゃん演じるルーチェの、銀鏡で歌うソロ曲。
あれは、宝塚の楽曲、なのですか??
宝塚制作の曲だとしたら、どの先生の作曲なのかとても知りたい(お分かりの方がいたらコメントまで…)
宝塚の、ましてお芝居ではなかなか登場しないような曲調でありながら、こっちゃんの歌のうまさを余すことなく聴かせてくれる曲。
そのとびきりお洒落かつ難解そうな曲を、1ミリのぶれなく歌い上げるこっちゃん、否、礼真琴様に脱帽。
舞空瞳ちゃんの可愛いさは、異次元だった。
お顔の可憐さといい、サイズ感といい、同じ現実に生きる者とは思えなかった。(思いたくない)
ただ笑って立ってくれているだけでこちらはにやけてしまいそうになるが、あんなに可愛いのに舞空先生はいつも一生懸命、全力投球って感じで、そこも推せる。。()
どのお衣装も素晴らしい着こなしだった!
天寿さん演じるユリウス様登場!
あ…あの頃のままだ、とここでまた涙。
特徴のある台詞の言い回しと、優しい微笑みに懐かしさが込み上げる。
それから音波みのりさん演じるレオニード様。
最初ドレス姿だったので、男装は無かったのかな?と思っていたら、ちゃんと懐かしい男装姿も拝見させて貰えて、感無量だった。
同期の活躍も嬉しい。
てんちゃん(瀬央ゆりあ)
こういう役がとても合う。
ビジュアルは言うこと無し、でもコミカルなところは、ばっちりツボを押さえて絶対に外さない。それでいて品がある。これは天性のセンスなんだろうなぁ。
こりん(ひろ香祐)
こりんといえば激しくパワフルなダンスのイメージだけど、こういう役をあてがわれるとものすごく可愛い。実はこういう癒し系キャラクターのほうが普段のこりんに近いので、同期としては愛おしいばかりだった。
さお(紫りら)
魅せ方が本当に上手で、同期でありながら昔から大尊敬している娘役さん。
歌も良い声を響かせていて、貫禄さえ感じられた。
驚いたのは、かぶっちょ(朝水りょう)
学年を考えると全く不思議では無いんだろうけど、一国の王様を立派に演じていて、その堂々たる姿に、ほんとにかぶっちょ??と目を疑ってしまった。
一期下でよく組んでお芝居もしていたので、お芝居が上手なのは知っていたけど、こんなに素敵な大人の男役さんになって、、という母のような心。
知っている下級生もかなり少なくなってきたけれど、私が退団する時に初舞台を踏んだ子たちもとても素敵にそれぞれの役を演じているのを見て、時の流れと、改めて宝塚の素晴らしさを実感した、、、
第二幕
礼真琴様の能力、全開放といった感じ。
歌も、ダンスも、
凄い、
凄すぎる。
レベルが高すぎる。
本当に、レベルが高すぎる。
もう他に何も言葉が浮かばない。
同期でいてくれてありがとう!!!号泣
「にんじんの場面が話題」と噂には聞いていたが、意味がわからず、何かの比喩かと思っていた。
本当に、にんじんだった(笑)
にんじんと、馬だった(笑)
馬を模したウィッグが最高にいかしているてんちゃんと、パワフルかつきゃわいいこりんのダンスが光る場面。これはインパクトがあるはずだった。
そして何より、
今回退団される天寿さん、はるこさんお二人の眩しすぎるお姿に、終始、涙で視界が歪んだ。
特にはるこさんは、新人公演で本役さんだったこともあったり、私は大勢口のナンバーではるこさんにはめ込まれることが多かったので、色んな記憶が蘇っては泣いてしまった。
(※はめ込み……新人公演での大勢口ナンバーで、○○さんの位置や振付を覚えてください、と言われること。はめ込まれた人に、振りのことを教えて頂いたり、通し稽古の後にはご指導を頂きにお伺いに行く)
スパニッシュなショーはどの場面も見応えがあり、さらには初舞台ロケットまであったので、盛りだくさん楽しませて頂いた。
星組の皆様ありがとうございました!!
幕間には、なんと如月さんと遭遇!
2ヶ月前に退団したばかりの宙組のおチゲちゃん(水香依千)も。
ロビーで話すのは頂けないので早々に解散するも、別の場所でまたバッタリ出会うという奇跡が起こった。
如月さんも、私と同じくはるこさんのパーカーを着用されていたので、記念撮影を。
2着を4人で着るという不思議な構図(笑)
そして、如月さんは1幕ではるこさんのパーカーを着たからと、2幕では天寿さんのシャツを羽織られて劇場へ。
愛だなぁ。
90期さん、91期さんには、下級生時代たくさん色んな稽古をして頂いてお世話になったので、その関係性にも凄くじーんと胸に響くものがあった。
そしてこちらのはるこさんの退団パーカーは、
はるこさんからご依頼を頂き、
私がデザインさせて頂いた。
公演お稽古中に制作したので、かつらなどは舞台で実際に使用されたものとは違うデザインになってしまったけれども。。
今回1作目2作目で着られていたお衣装に、新たにドレスが追加されたが、
その美しいドレス姿を誰よりも早く拝ませてもらったのは "たぶん" 私だー!(突然の自慢)
退団グッズのデザイン自体は、これまでに5回、上級生の方や同期の退団で携わらせて頂いたことがあるが(退団以外のグッズデザインを含めるともう少し増える) その時はまだpcソフトを使っていなかったので、印刷会社にそのまま納品できる形での提供は実は今回が初めて。
そこに至るまでには、
これまで退団グッズに携わらせて頂いた経験であったり、コロナ禍になってから受注したいくつかのパッケージデザインのお仕事の経験、
それから自身のオンラインショップでのグッズデザインの経験、
それらひとつひとつの積み重ね。
やっぱり、経験こそ宝なり。
…としみじみ考える。
そして、退団という、宝塚人生における最も大事な行事の記念品デザインを、こうして私に任せて頂いたこと、本当に感謝しています。
パーカーのデザインについてはもう少し掘り下げたいところだけれど、、
そういえば今回は観劇レポの記事なので
(そろそろ文字数も限界…)
これに関しては、はるこさんの快諾も得られたので、また後日改めてブログ出します☺︎
読んで頂きありがとうございました
コロナの影響は未だに舞台業界を侵食し、
宝塚歌劇も例に漏れず‥
立て続けの公演中止のお知らせには、私も、そしてファンの皆さまも、さぞ苦しい思いをしておられることと思います。
関係者の皆さまの健康と、
1日も早い再開と、
そしてコロナ終息を、
心から心から願っています。
cherish now... 今を大切に
ひなの🌸
主演をさせて頂いたミュージカル
「あした天使になぁれ2022」
7月3日に千秋楽を迎えましたが
8月2日までアーカイブ配信中です!
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