ーー昨年の12月…
ドバイ万博にて開催された、建国５０周年を記念した祭典に、planet JAPAN by m-techx様主催のもと、元宝塚歌劇団員として参加させて頂きました。改めて、心から深謝申し上げます……
ドバイでのお仕事が終わり帰国までの２日間、有難いことに観光の時間を頂きました。
１日目は、ゴールドスーク〜デザートサファリ(砂漠のツアー)
２日目は、ドバイモール〜オールドスーク(〜帰国)
驚く体験の連続だったこの２日間、
果たしてどこまで文章に書き起こせるか分かりませんが…
大切な思い出を、こぼさず記憶にとどめておけるように、"ドバイ滞在記" 観光編として、ここに記していきたいと思います。
GOLD SOUQ ゴールド スーク
ホテルから出発したバスは、とくに渋滞にはまることもなく、意外と早く目的地に到着した。
バスガイドさんによる、現在地の説明。
ガイドさんはエジプト出身の方なのだが、とても日本語が流暢だった。
しかもユーモアセンスも抜群なので、バスの中でも全く退屈しなかった。
なかでも心を掴まれたのは、
「皆さま、本当にありがとうございました。感謝感激雨あられ〜〜!!!」と発した時だ。
バスの中は湧いた。
さて、目的地は
【ゴールドスーク(＝貴金属の市場)】
なのだが、ここには、「ハーブスーク」や「スパイススーク」など、いろんなスーク(市場) が集まっていた。
集合場所に指定されたのはここだ。
この指輪の前。
そう、
私は間違いなく今「指輪」と申し上げた。
大きな大きなこの金の指輪は、
ギネスに認定されている。
直径約80センチ
高さ約50センチ
21金製
総重量は63キロで、金は58キロ。
世界一大きく、世界一重い指輪だそう。
そりゃそうだろうと思った。
が、"指輪" の定義とは？などとという無粋な質問はしない。
この国にはお洒落な巨人がいるのだ。
ガイドさん曰く、
『真ん中にあるのはスワロフスキー。
なんでダイヤじゃないの！？
・・・こんなサイズのダイヤ無いから」
一同爆笑、大いに納得。
この指輪、名前がついていて、
「Star of Taiba」というらしい。
さて、ゴールドスークと言うだけあって、右を見ても左を見ても、ゴールド一色！
記念に…ちょっと自分にご褒美を買っちゃおうかな。と来るまでは思っていたのだけど、
思いのほか、
キンキラキン！！！
小ぶりなものを探すも、キンキラキンに目がチカチカするばかり。
一体、いつだれが何に使うの？というものがディスプレイされている。
物欲よりも、俄然楽しいウィンドウショッピング！！
そんな私は、
何も買わなかったわけではない。
ゴールドスークの一本道を、
歩いて、
歩いて、
通り抜けて、
「パフュームスーク」で香水を買った。
多少着衣が乱れているけどスルーしてね。
「記念撮影オッケー？」
「そっち側入ってオッケー？」
「一緒に写してオッケー？」
と、オッケー以外ほぼジェスチャーで伝えて撮ってもらったこの写真。
私は確信をした。
ハートがあれば、伝わる！(笑)
購入したのは、AJMALという70年続くドバイの老舗香水ブランド。
とっても良い香りでお気に入り！
ゴールドスークから少し道をそれると、布製品やお皿など、色々なものが売られていた。
我々、見るからにがっつり観光客なので、お店の前を通るたびにあの手この手で声をかけられる。
「コンニチワ！キレイ〜」
「カワイイネー！」
「ジャパーンアイシテルー！」
「チョットマッテチョットマッテオネエサン！」
ん？
8.6秒バズーカーさんいた！？
まさかドバイで耳にするとは、と思わず足を止めてしまった。
そこは美しいランプと、ストールを販売するお店だった。
「ミルダケOK〜！」
8.6秒ドバイお兄さんに言われるがまま、店内に入った。
天井にぶら下がるランプにみとれていた
ら。
あららららっ？？
突然、鼻と口を塞がれた。
いや失礼、ストールを巻いて頂いた。
慌てふためいている間の数秒で完成。
手が早い！
「写真撮るだけ、タダー！」
と、8.6秒ドバイお兄さん。
数枚撮ると、今度は一瞬にして違う巻き方にチェンジして下さった。
続いて、一緒にいた同期二人も巻いてもらって、カメラマンまで勝手出てくれる彼はこう言う。
「撮るだけ、タダー！」
プライスレスな体験！
当初からランプもストールも買う予定が無かったので、これだけで帰るのはとっても申し訳ない気持ちになったのだが…
「ごめんなさい！
本当にありがとう！！！！」
と何度も言い、荷物を持って店を出た。
8.6秒ドバイお兄さんは、それでも1ミリも引き留めることなく、１つも、本当に１つも商品をすすめることなく、ただただ、笑顔で見送ってくれた。
彼は、日本人が好きだから。
と言っていた。
これまでにお店に来た日本人や、知り合った日本人に、嫌な思いをさせられたことがあれば、そんなことは言えないはず。
心の中で、彼が出会ってきた日本の人たちに感謝した。
そして、このときは何も買わなかったのだが、結局、翌日もう一度お店を訪れ、彼からストールを購入させて貰ったのだった。
ゴールドスークでの滞在時間は4時間ほどあったはずなのに、気付けばまもなく再集合の時刻となっていた。
例の金の指輪の前に到着。
すると、ガイドさんたちが、美味しそうなアイスクリームを手に持っていた。
聞くと、ラクダのミルクで作られたアイスクリーム！！！
・・・ゴクリ。
唾を飲む音が聞こえたのだろうか笑
「まだ口つけていないので、ひとくち食べて良いですよ」と新しいスプーンを渡してくださった。
すこぉし、すくって、ぱくっ。
んんんんんん
美味だった。
「あ？」
横にいたしおり(彩花まり)も気付いた様子。
ラクダミルクのアイスを口にしながら、ラクダミルクの石鹸を買い忘れていることに気が付いた私たち。
幸い、目の前にはガイドさん。
時計を確認してから、
「大丈夫！」と言ってくれた。
その言葉を聞くや否、
高速早歩きで、標的の場所へ。
とは言え、正確な場所は分からない。
突き当たりまでくると、半ば諦めながらUターンをした。
その道中、ふいに声をかけてきたお店の人に、「キャメルミルクソープ」と言ってみると、なんと、そのお店で取り扱っていた。
しかもお店に個数が無いため、店員に申し付けてどこかからか仕入れてきてくれるようだ。
私たちはと言うとその間も、
「時間が無い、あと５分！」
と捲し立てまくったので、さぞ騒がしい日本人だっただろう。
しかしここでも
「アイラブ ジャパニーズ」
と言われ、寛大な対応をしてもらった。
ありがとうどこかのジャパニーズ！！！
ジーン〰︎〰︎〰︎(T-T)
と、している間もなく、
商品を手にした瞬間店を飛び出し、一目散に【金の指輪】を目指した。
どんなに「カワイイネ〜アイシテルジャパン」と言われようと、足を止めなかった。
こんにちは感覚で
「ケッコンシテクダサーイ」
と呼びかけてくる人もいたが、訂正してあげたい気持ちは我慢した。
他にも、多分意味間違えて覚えてるよ…という日本語で声をかけられたが時間が無かったので
次に訪れる日本人、託したよ！
到着すると、
皆 まったり談笑してくれていて助かった。
こちらを確認したガイドさんが小刻みにうなづいていた。ありがとう、ガイドさん。
一向は再びバスに乗り、ホテルへ。
各々休憩をして、再集合。
今回1番楽しみにしていた、デザートサファリ(＝砂漠のツアー)に、ついに。
つづく…
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