「自分のことを漢字一字で表すと何?」
先日、弟と電話をした時のこと。
弟がある人に聞かれたそうな。
「自分のことを漢字一字で表すと何?」
その質問になんと答えたのか問うと弟は
「"和"だと最初思ったけど、やっぱりこれだと思い直して"縁"だと言った。色んな縁に助けられてきたからさ。」
成る程、と思いました。
"縁"という字は
この場合、
他者評価からは恐らく出ない字でしょう。
「あなたを漢字一字で表すと、縁だね」
少しへんです。
自らのことを分析して思い浮かんだ一字であればこそ、
"縁が導いてくれた今の自分"
という思いがあることを伺い知れます。
そこからしても、
私は弟が最初に挙げた、"和"も
合っているなと感じました。
そんな、平和的で和やかな考えを持つところが。
ちなみに弟を漢字一字で表すなら‥と姉の私が瞬時に思いついたのは
"素"
"真"
素直で素朴なところ。
純真で真っ直ぐなところ。
弟贔屓かもしれませんが、
本当に穏やかで優しい子です。
私の育て方は間違っていなかった‥!(違う)
気になっていたことを聞いてみました。
「じゃあ私を漢字一字で表すと何?」
「それなぁ、俺も考えててん。
最初に思ったのはな、
泣くっていう字。」
えっ。
頭をかすめもしなかった言葉が出てきて、狼狽えてしまいました。
「なんで、"泣く"なん?」
「だってあねは昔からお稽古ばっかりで、家におらんかったし、
中学卒業と同時に宝塚音楽学校入って寮に入っちゃったからさ、俺としてはあねと過ごした時間ってすごい短かってん。
だから、音楽学校の休みの日とかにたまに実家帰ってきて会うと、いつも泣いてたあねが、すごい印象に残ってるねんなぁ。」
(弟は私のことをあねと呼びます)
「‥そんなドラマに出てくる、仕事でいつも家に帰って来なかった父親への台詞みたいに言うのやめてよ(笑)」
「ごめんごめん。
でもさ、今はイキイキしてるし違うなぁって思ったわ。」
「そうなんか。じゃあ今は?」
「今はな、
変 かな。」
えっ。
「なんや変って!変人?」
「ちがうちがう、
さっき言ったみたいに、あねは変わったなぁって思うからさ。
それと、変人。(笑)」
「変人やないかーい!!!」
「じゃあさ、あねは自分のこと漢字一字で表すと何やと思う?」
「そやなぁ‥ 」
咄嗟に思いついたのは
堅
という字でした。
人にも言われるし、
私自身も自覚している。
良くも悪くも、堅い人間だと。
一度決めたら、一直線。
そこで誰かに何かを言われても
でも、私はこう思う。とはっきり言います。
早い話が、頑固なのです。
その頭のかたさが
しばしば自分自身を悩ませます。
人間関係を築く上でもそうです。
自分の中で優先順位があって、
その中で一番に出来ないのに、一番みたいに振る舞うのを、自分に許すことができない。
少しオブラートに包みましたので
よくわからないかもしれませんね。
なんだろう、
曖昧にすることがきらいで
まんなか、が無いかんじ。
真面目すぎる
という言葉は、必ずしもポジティブな意味では使われないということです。
ただ、
決めたら、やるので
それは私の強みでもあります。
受けた恩は石に刻みます。
多少無理してでも恩は返します。必ず。
不器用だけど、
そんなふうに生きてきたから、
今の私があるのだとも思います。
弟に、
「私は、堅い、っていう字かなぁって」
それだけ言うと、
「せやな。」
と返ってきました。
あなた、数分前に私に
変人と言いましたがね。(笑)
自己分析、他者分析は楽しいですね。
皆様から見て、
真衣ひなのを漢字一字で表すと、
何なのだろう?
それにしても。
なにかについて長くゆっくり語るのは好きですが、漢字一字で表現するというのもなかなか良いですね。
10を1で表現するには
こう、一番大事なことから選んでいって、
1にぎゅっっと詰めこまなければいけない。
多くの言葉で多くを語るより、
短い言葉で多くを語るほうが、
その言葉が持つ力は
きっとすごく大きい。
あなたを漢字一字で表すと何ですか?
読んで頂きありがとうございました

cherish now... ひなの