ゆる農記『3』 拝啓、梅原真様 2017年12月号 | 迷子の大人たち 3

迷子の大人たち 3

~ニワトリノニワ 非公認ブログ~ 
テキトー経営者のエー加減農業日記(昔は) 最近 っぽくなくなってきた。意外とマヂメ?更生した?

いよいよ酉年も終わりますね。

 

期待していた(?)酉年の一年、何事も順風満帆☆という訳には行かず転んだりケガをしたりしながらも農場は平穏で日々を心静かに楽しみながら暮らしておりましたが、秋になって産卵数の異常減という事態になり取引先の皆様やお客様にご迷惑をお掛けしている状態が未だ続いております。

 

本当にごめんなさい。

 

と、落ち込んでいるばかりではなく、これから今年最後の忘年会に逝ってきますね~。皆さま良いお年を☆彡

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

梅原デザイン事務所  梅原 真  様 

 

いつも有り難うございます。

今年は寒いです。お陰で11月から産卵数が激減し特に先週(12/4~)は冷え込みが厳しくて一日200個も減ってしまいました。これはつまり一日の通常出荷数を150個も下回っている訳でお得意様に電話して出荷を見合わせてもらったりしてご迷惑をお掛けしている状態になります。

 

こうした産卵数不足は3年ぶりのことで勿論売上げが減る一方で各方面にお詫びの連絡をするという嫌な仕事が増えている訳です。しかし何故か以前のように毎日が憂鬱な気分にはなりません。それはかつて乗り越えたという経験があるから、もあるとは思うのですが抵抗しても無駄なモノには抗いようがない、という運命を受け入れる生き方が定まって来ているからだと思います。

 

今回の産卵数不足の根本的な原因は今年三月にさかのぼっております。9ヶ月前に入れたヒヨコが温度調整の不具合から5日間でバタバタ死んでしまったり、スタッフが誤って電球に水をぶちまけてしまい大量に感電死するという事故があったため予定より200羽以上も減ってしまったのです。

 

ヒヨコの管理はデリケートなので最低でも1ヶ月は慎重に扱わなければならないのですが、ここ数年はうまくいっていたために予備テストを怠るなど傲りがあったのです。翌月に新しいヒヨコを入れるなどリカバリーも可能であったのですがその実行判断も甘かったと言わざるを得ません。完全なるマネジメントミスで因果が明確です。

 

しかしながらこういうところが経営者の良いところで、サラリーマンだと色んな人が一つのプロジェクトに関わってくるので因果と責任がスッキリしない場合が多く必然的に人を恨みがちだと思います。責任が自己完結していないからです。

 

昨今は不倫やら不祥事やらの報道でとかく他人に対して正論をかざして立腹しがちな風潮がありますがそれらの多くは自分に関係がありません。しかしたとえ直接関係・影響がある問題に対しても全てを含めて自己に与えられた運命だと思えればそれほど怒る必要はなくなります。

 

人間だから仏のように常に澄みきった水のような心でいることはできませんが、少なくとも怒りを持続させる意味がなくなるでしょう。

 

最近はやりのアンガーマネジメントなんぞのハウツー本にある小手先のテクニックで根本的な感情を抑えることは難しく、深層心理学的に考えれば抑えれば抑えるほど潜在意識下の怒りが増幅されることになります。

 

そんな困難な怒りを鎮める方法として私がおすすめしたいのは、世の中全ての事象は人それぞれに与えられた運命の結果なのだから全てを許す、とザックリ生き方を決めてしまえば怒りの炎が心の中から消えて行きます。

 

自分もまた色んな人から許されて生きているのだから。

 

 

 

↓↓クリックして応援

農業・畜産ランキング

高知県ランキング